Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

2008-01-01から1年間の記事一覧

2009年新築分譲マンションの価格動向

マンションの販売価格の相場観が戻ってきたという話を何度かこのブログでしましたが、(私が10年以上前にマンション用地の仕入れをしていた当時に「売れるだろうと思われる、そして実際に売れた」販売価格の相場に戻ってきたと感じたという意味ですが)先日…

ヴィンテージマンション(ビンテージマンション)の死角

昨日のアウトレットマンションに続き今日はビンテージマンションについて。 これまで弊社でも何度となく「ヴィンテージマンション」(ビンテージマンション)を購入予定のお客様に代わって調査をしたことがあります。 さてヴィンテージマンションなる言葉は…

アウトレットマンションの注意点

昨今、「アウトレットマンション」=「買取り転売マンション」なるものがいかにもお買い得かのようにマスコミ等で取り上げられています。 果たして本当にアウトレットマンションなるものがお買い得なのか検証しみましょう。問題点は無いのでしょうか? ます…

アジア太平洋地域で最も有望な投資先「東京」

先日、アメリカ、カリフォルニア州で不動産会社を経営している先輩、菊入さんからメールを頂きました。 下記のニュース記事(アジアエキスプレス)を送って頂きました。 米国のアーバン・ランド協会(ULI)と会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース…

そんな時代

このブログはいったい誰が、何人の人が読んでいるのかとたまに思うことがあります。 誰も読んでいないのではないかと・・・。 ブログを書いても何時も反応は特に無いので、他人の言葉を借りれば「真っ暗な海に向かってひたすら石を投げているような寂しさ」…

何年前に戻るのか?不動産価格

今日は、不動産関連株は軒並み上昇したようですが、実態を反映してではなく、単なる短期的なマネーゲームの対象として上下しているだけのようですね。 最近、デベロッパーの方に「これから○○のエリアに土地を買うとすれば、売値は幾らにぐらいですか?」と尋…

中小不動産開発業者向け新融資制度は、延命効果のみ

今朝のニュースで一瞬驚いたのが以下の記事です。 中小不動産開発業者向けに新融資制度 政府緊急対策 政府が15日にもまとめる不動産業界向けの緊急対策の概要が判明した。資金繰りに苦しむ中小の不動産開発業者に1社20億円程度を上限にする新しい融資制度を…

忘年会

先日、サラリーマン時代の会社の部の同窓会+忘年会がありました。 14名出席で、元の会社に残っているのは僅か4名。 10名が独立及び転職しており各企業の役員等になっています。 有り難いことに皆が同じ業界に残っていますので私の知らない生の最新情報を色…

ミニミニ三菱地所を目指せ

先月もモリモトを筆頭に幾つかの不動産会社が経営破綻しました。 おそらく今月も、この12月末までに相当数の上場不動産会社が破綻に至るのではと思います。よって中堅以下のゼネコンにも相当な影響(連鎖倒産も含めて)が出てくると思われます。 一方、私か…

迷う投資家、悩める消費者

いったい何時まで不動産の下落が続くのでしょうか。 分譲マンションでは、再販業者さんが、 当初の設定価格=定価の40%から50%程度で買い取り 再販をして売れ行きは順調な様です。 「値下げすれば、まだしっかり売れる」のを見て まだ日本経済は大丈夫だ・…

旧友との仕事

どうも眠れないのでブログの更新をします。 先週は、大阪、山口と出張が続き疲れました。 山口は、積水ハウス九州主催の講演に行ってきました。 私の前が島田洋七の「がばいばあちゃん」で 約700名以上のご招待客であるアパートオーナーさん達は、 大爆笑の…

凌ぎの時代はキャッシュフローが命

大阪に来てきます。 さて、最近の不動産市況を見ていると完全に需給のバランスが 崩れています。 完全な供給過多です。 前回のバブル崩壊時には、一企業の私は一社員でしたので、 ある意味自分の会社ばかりを見ていました。 よって、正確に前回と今回を比べ…

市場に投資用不動産が大量供給

先週は、ダイナシティや山崎建設が民事再生を申請しました。 そして、高崎の名門企業井上工業も。 以前、デベロッパー時代に席を並べて仕事をしていた元同僚の K氏と久しぶりに話をしました。 K氏は、数ヶ月前まで、ある大手上場不動産会社のデューデリ (購…

田舎不動産、別荘地、リゾート物件購入の注意点

最近、田舎不動産、別荘地、リゾート物件、の購入に当たっての 不動産調査依頼が増加しています。 価格的に一般的な方にも購入可能な物件が増えてきたことや、 首都圏の夏場の気温の上昇による正に「避暑」といった思いを 強くもつ方や老後を温暖な所でとい…

高値圏にあった中古マンション価格も下落

つい最近まで、3年前、5年前に分譲された中古マンションの価格が 分譲当時の価格を上回って取引されている事例が多々ありました。 弊社で依頼を受けて調査した物件でもそういった中古マンションが 多数存在したのも事実です。 今年になり、ご存知の通りの市…

建築基準法の改正と莫大な民間の損失

昨年改定された建築基準法により、 中高層建築物(いわゆるマンション・ビル等)の場合 建築確認申請を出しても建築確認が6ヶ月以上 おりないといったことが全国的に起こりました。 弊社が有効活用のコンサルティングを行った 品川区のプロジェクトも同じ被…

買い控えと不動産の適正価格

先日から、車に乗っていると異常を知らせるランプがインパネに点灯するように なりました。 ブレーキのパットが磨り減っているのを警告しているのです。 半年前から、自動車修理工場で指摘されていたのですが、 「夏までには、車を買え換えるので、夏までも…

恐ろしい程に下がっていますね

いやー先週末からの株価の下がり方は、正に パニック状態ですね。 先週の木曜日に一部のリートを買い始め、 金曜日に買い足し、今週は、ある程度は、 (少なくとも優良リートは) 下げと止まるかと思いきや! 今週まったく下げ止まらず、株価だけ見れば 本当…

東証リート指数最安値更新+投資しました。

本日、東証リート指数の終値が1101.16と9月5日に付けた1114.04を 更新しました。 新興不動産株も軒並み大幅に下げましたので、 米国の金融不安、及び日本の新興不動産会社の連続破綻、 今後も更なる日本経済悪化の可能性・・・・等々 と不動産投資信託=リー…

不動産業界の大火がこちらへも飛び火

ここの所、更新が滞りまして、すみません。 この2週間程、以前は多少傍観の感があった不動産市況の クラッシュ状態ですが、遂に火の粉が川を渡ってこちらへも 飛んできました。 弊社は、基本的にはコンサルではありますので、 個人、法人のお客様からのフィ…

アメリカのサブプライム問題の今後

私のコスモスイニシア時代の先輩である米国在住のkさんより現在の米国における住宅問題やサブプライムの次に更に大きな問題があることをご指摘頂きました。 アメリカ政府の対応は、日本に比べれば早いのかも知れませんが、かなり場当たり的な感じですね。リ…

リーマンの破綻とAIGの救済

ここのところの目まぐるしい米国の金融業界の動きは、 正に日本のバブル崩壊時の金融危機をなぞる様に進んで います。 もちろん、その破綻の直接的原因は日本と米国では異なりますし、 何よりスピード感が違います。 しかし、今回の様にお国は変われど正に歴…

住友シティータワー品川の当選倍率

おそらく今期一番の人気物件であろう、「シティタワー品川」の 当選者とその倍率が発表されました。 このマンションは、JR品川駅から徒歩10分で 東京都が土地を所有し、その上に住友不動産が定期借地権で 売りに出していた物件です。 定期借地権とは言いな…

本当の不動産のプロは逆張り投資を開始

今日も、新興不動産株の下落は実情を反映して 軒並み凄い勢いで下落しています。 一般的にはこの様な不動産市況下では、売り手ばかりで 買い手が現れないように思われるかと思います。 しかし、不動産業界でも、この期を逆にチャンスと捉え 動き出している会…

ああ、創建ホームズ

昨夜、西多摩の友人を訪ね、その後22時ごろ、帰宅し、 PCを開くと下記のニュースが目に 飛び込んできました。 また、新興不動産企業の民事再生申請です。 以下日経からの記事です。 創建ホームズ、民事再生法の適用申請 負債総額338億円 戸建て住宅事業を手…

中国の将来恐るべし

さて、オリンピックでは、中国の圧倒的な国力を見せ つけられましたね。 「21世紀は中国の時代」であるということがよく言われ ますが、それが現実味を帯びてきたように思わせる祭典 でした。 現在、中国の株式や不動産は、今年に入ってから大きく 下がり、…

金融の激変を読みきれなかった不動産のプロ」と「未だ不動産(の怖さ)を理解していない金融のプロ」

弊社のお客様のご職業はバラバラですが、 敢えて一番を上げれば、金融(銀行・証券) 関係の方々ではないでしょうか? 続いて、医療関係者、3番目が企業経営者。 続いてメーカーの技術者が何故か多いですね。 我々からすると、証券、銀行といった金融の 世界…

新興不動産株の大幅下落

本日、不動産会社の株が軒並み大幅下落しました。 特に新興不動産株は総崩れでした。 市場がこれらの企業を見放しているかのような 現在の株価水準です。 やれサブプライムローンの影響だと言ってきた 業績の悪化が、実は、もっと国内の本質的なと ころにあ…

先日のゼファーに続き、昨日はマツヤハウジング、今日は多田建設と 私の友人や知り合いが勤める企業がここのところ次々に民事再生法を申請しています。 7月も明日で終わりですが、このような状況になると、 流石に虚脱感と同時に恐怖さえ感じます。 いった…

ゼファー、民事再生法申請に思う

何故ゼファーは同じ轍を踏んだのだろうか? あのバブル当時の無謀な土地投資とバブル崩壊による 破綻を一社員として学んだ世代が経営していたのに。 何故なのだろうか? 今から、数ヶ月前に取引先から、ある物件一覧表を見せられ ました。6〜7物件の概要だ…