Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

中古マンション、安いにはそれなりの理由が。

私は、数年前に自動車修理会社を経営している旧友の紹介で、
市場価格の半分、約100万円で外車の中古車を購入することが
できました。
もう話しを頂いた時は、ウハウハで、現金とお礼のビール
1ケースをもって物件を押さえに青梅まで即日向かいました。
そこで、少し試乗させてもらい即断即決で購入しました。
「良い買い物をするには、即断即決!これがプロの買い方!」
と悦に入っていたのです・・。
しかしです。現在も乗っているこの中古車のこれまでの修理代は、
累計で200万円掛かっています(涙)
100万円で買って修理代200万円!
もう知り合いからは呆れられています。

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本日の日経の朝刊に
「築20年以上のマンションの約43%が修繕積立金が不足している」
という、管理組合へのアンケート調査結果が載っていました。
中古マンションは、築30年ぐらいになりますと、新築マンション
の価格の約60%程度の価格まで下がります。
しかし、古いマンション程以下のことを事前に確認して購入する
必要があります。

  1. 大規模修繕を約12・3年間隔で定期的に行ってきたか?
  2. 管理費や修繕積立金の滞納者は何名いるのか?
  3. 耐震診断及び必要な耐震補強を行っているか?
  4. 将来、同じ規模のマンションを建替えることができるか?
  5. 給排水管、ガス管からの漏れはどの程度あるか?管を交換でき

る仕様になっているか?

上記の1と3と5は、前記の修繕積立金が不足している理由となって
、実施されていない可能性が高いのです。

「中古マンションは管理で選べ」とよく言われますが、「管理」
という面に限れば、上記5点は最低チェックしてから購入の判断
をすべきです。
仲介業者さんなり売主さんに聞いて書面で出してもらい確認して
下さい。
只、安いからといって購入しますと、将来、私の買った中古車と
同じことになりかねません。
「安いには安いなりに理由がある。」ことをお忘れなく。
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