ご無沙汰しております。
最近、デベロッパーの担当者の方とお話しする機会
が多いのですが、いわゆる郊外の「新価格マンション」
が相当苦戦しているようです。
ここ数年、マンション用地が高騰しました。
バブル崩壊による企業の寮・運動場等々の資産リストラ
、及び金融機関の不良債権処理が完了した結果、
市場へのマンション用地の供給が急激に細りました。
このように完全な儒教と供給のバランスが崩れたことと、
入札形式での売却により、価格は近年どんどん高騰して
いきました。
郊外の土地でさえも、以前の周辺相場(つまり周辺での
マンション販売価格から割り出した適正な土地価格)
の2倍以上で多くの土地が売却されていきました。
加えて、ここ数年のH鋼等の鉄骨・鉄筋等の価格上昇、
つまり建築費の上昇がさらに販売価格押し上げる結果に
なってしまいました。
そして、現在、この高値で仕入れた土地の建設された
マンションの販売が始まりました。
それでも都心部のマンションの売れ行きは好調なようです。
所得の2極化とマンションの2極化現象がはっきり出て
きています。
一方、郊外の物件、それも大規模でない中、小型物件の
売れ行きがよくないようです。
考えてみれば、当たり前のことですが、多少景気は良くな
ったと言っても、一般消費者の給与は10年前と何ら変わらない
のですから。
自ずとローンを組んで購入可能範囲は限りがある訳です。
さて、これから業界はどうなるのでしょうか?
この1・2年で大きな調整が遂に来るのではと危惧しています。
**********[お知らせ]*********
- 不動産を買う前にご一読を!家の購入のための知恵の書
【家を買いたくなったら】WAVE出版、長谷川高著
- 不動産の調査、不動産投資顧問業務、各種コンサルティングは、