Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

「円高が不動産の売りを誘う」

以前、不動産(リート、不動産株、実物不動産)を
外資円高を待って、売りに転じるのでは?
といったことを7月13日のブログに書きました。
本日、日経平均が400円以上下げ(午前中)ですが、
以下のような日経NETに出ています。

東証>菱地所が年初来安値――円相場上昇で海外投資家が売り
(9時45分、コード8802)続落。1月9日に付けた3020円を下回り、約6カ月半ぶりに年初来安値を更新した。一時は前日比95円安の2955円まで下げた。「外国為替市場で円相場が上昇しているため、(為替差益を得られる)海外投資家が利益確定売りを進めている」(クレディ・スイス証券の大谷洋司アナリスト)という。不動産投資信託(REIT)の下落にみられるように世界の不動産市況がこのところ悪化していることも悪材料視されている。菱地所など外国人持ち株比率の高い銘柄は、米サブプライム住宅ローン(信用力の低い個人向けローン)の焦げ付き懸念で世界の投資家が不動産関連の持ち高圧縮に動くあおりを受けやすいという。

リートや不動産株の下落には、色々な要因がもちろんあるのでしょうが、
大勢の判断として
「そろそろ日本の不動産価格も賃料も天井だろう」
という基本的な共通認識があるのだと思います。
よって、この認識に立つならば、為替が円高に振れれば
「これは、良いチャンス」とばかり、売るに出るのは当然の
ことでしょう。
リートも不動産株も、もちろん不動産自体も
結局は「上がり過ぎたものは、結局下がる」のが
自然の摂理、ものの道理です。
また、「下がり過ぎた場合に、良いものだけを厳選して買う」
チャンスがやって来るかもしれません。
不動産も金融との融合において、株式のような他の金融資産
同様に「サイクル商品」になりました。
その時の経済や金利の影響により「上がったり下がったりする」
サイクル商品に。
我々は、この認識をもって、対応していかなくてはなりません。