先般、弊社は、国土交通省から、一般不動産投資顧問業の認可を
頂きました。(一般不動産投資顧問業 第952号)
不動産全般のコンサルティングを行っておりますが、特にここ数年、
一般のサラリーマンの方々から不動産投資に関するご相談や調査依頼
が増えています。
将来の年金に対する不安も大きいのでしょうし、安定した副収入が
ほしいという方も多いようです。
弊社の依頼者の不動産投資を決めた背景として、
ロバート・キヨサキ著の「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ方が
多いのも面白い事実だと思います。
(「金持ち父さん、貧乏父さん」は、私も以前非常に面白く読み
ましたが、「では、いったいどうやって不動産を取得したら良い
のか」といった肝心な所が抜け落ちているのが玉に瑕です。
「実践の書」というより「投資の哲学書」として優れていると
思います。)
そして、更に幾つかの書籍を読んで、投資を決意した方が多いようです。
しかし、お客様が投資判断する上で「可」としたものが、我々から
すると、多くは「可」ではなく、「?」又は「不可」ということに
なるケースが多いのも事実です。
もし皆さんが、簡単に良い投資物件に出会えたとしたら、
そこで自分の幸運を喜ぶのではなく、まず疑ってみる必要があります。
「A」クラス又は、「BBB+」クラスの投資物件は、
我々が色々な人脈を通じて探しても見つけることは容易ではありません。
良い物件に出会ったと思ったら、まずは疑ってみる。
そして、徹底的に調べる。
例えば、
「何故、これだけ良い物件を売主は手放すのか?」
この辺りが、まずははっきりと判明しない場合は注意が
必要です。
一般的には「良い物件」であれば、手放す必要はないのです。
「何故、手放すのか?」
「何か問題が生じたから手放すのでは?」
「その理由は何か?」
「テナントが埋まらなくなってきたからか?」
「その理由は何か?」
「老朽化が理由か?」
「新たに周辺に新築物件は多く供給されているからか?」
といった具合に突き詰めて調べる必要があります。
よって、弊社の不動産投資顧問サービスでも
この辺りの調査は、まず最初に綿密に行います。
「自分は運が良いので、良い物件と出会った」
と単純に考えるのは危険です。
まして、ネットに掲載されている物件を見つけて
「これだ!」と思った方は、ご注意下さい。
長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)