新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

決算発表!大手不動産会社と中小のギャップの大きさ

今週から、いよいよ2008年3月期の決算発表の山場を
迎えています。
三井不動産三菱地所住友不動産等の「総合」大手
不動産会社の決算は、思いのほか良かったですね。
彼らは、優良な賃貸ビル多く所有し、潤沢な賃料収入が
入っています。更に都心の好立地のマンション販売も
順調な様でした。

大手不動産会社5社の08年3月期連結決算が12日でそろい、4社が増収増益となった。オフィスの空室率が超低水準で推移するとともに、賃料の上昇も持続する良好な経営環境が収益を押し上げた。三井不動産オフィスビルと商業施設以外にも、住宅分譲で売り上げ計上戸数が5962戸(07年3月期は5194戸)と大幅に増加し、分譲事業の営業利益が578億円(同492億円)となった。

(これが今後も続くは、また別ですが・・・)
しかし、マンション専業分譲会社、戸建て専業、
不動産流動化企業の決算は、非常に厳しい結果が続いて
います。
また、本業がありながら、CSKホールディング
の様ににわか不動産業でここ数年数字を作ってきた
企業は更に決算数字は悪いようです。
ここ数週間、アメリカのサブプライムローン問題による
米国金融機関の経営危機が峠を越したということで、
日本の不動産会社の株式も、邦銀の株価の見直しにつら
れて相当戻していました。
しかし、米国のサブプライムローンの問題と日本の不動産
のミニバブル崩壊は、直接的には別問題です。
よって、今後の中小の決算発表及び数ヶ月先の四半期ごと
に開示されていく内容は、更に悪いものになってくると
思います。
都心を含め、ビル、土地、マンション、戸建てが
「底を打って動き出した」という話は、まだどこからも
聞かれません。
マーケットには、「指値可能」物件が溢れています。
体力の無いところから保有物件の投売りが始まって
います。
先の大手不動産会社もそうですが、こういった状況下では
「現金がある」企業、個人には格好の狩猟の時期です。
玉石混合のマーケットの中から、ダイヤモンドを拾う
チャンスです。
これは、個人も三井、三菱も同じです。
更に物件の(規模、価格帯)が全く競合しませんので、
個人の方はゆったり構えていきましょう。
本来の価値以下の価格で買えるチャンスかもしれません。
長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)