Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

新興不動産株の大幅下落

本日、不動産会社の株が軒並み大幅下落しました。
特に新興不動産株は総崩れでした。
市場がこれらの企業を見放しているかのような
現在の株価水準です。
やれサブプライムローンの影響だと言ってきた
業績の悪化が、実は、もっと国内の本質的なと
ころにあるのを皆が気づいてきたのだと思います。
「海の向こうのことではなく、単純に高く買った
ものが、売れないで在庫が膨らんでいる」
ということです。
マンションの売れないというレベルが、「広告を
大量にうっても誰もモデルルームにお客様が来ない」
という状況に至っている物件が数多く出てきました。
戸建てもしかし、リゾート物件も同じです。
一方、不動産投資信託についてですが、リート指数も、
今年3月に付けた年初来安値に近づいてきました。
こちらは、底値で割安なリートを買うチャンスだと
も言えます。
既に6%〜8%といった(見かけ上のですが)利回り
の銘柄が多くなってきました。
これでは、利回り5%台の新築ワンルームマンション
が売れる訳がありません。
しかし、マンションも戸建ても、リートも投資物件も
皆、玉石混合ではりますので、お幅に価格が下がった
といっても、選別自体は、慎重におこなって下さい。
**********
お盆前後に、更なる悪い発表があるかもしれません。
しかし、投資においては、「ピンチはチャンス」です。
誰も見向きをしない時が市況の大底であることが
多いの事実は、これまでの歴史が証明しています。
今の内に石の中から玉を捜し出しておきましょう。

これから、各企業は、金融機関との話し合いで、
止むを得ず「損切り物件」をマーケットに出してく
るでしょう。
在庫を抱えた不動産会社にとっては非常に厳しい
状況が引き続き継続しますが、
現金をもっている、または融資を受けられる個人、法人
の方には、間違いなく良い買い物ができるチャンスが
来ています。
***********
PS.
リクルート刊「住宅情報 都心に住む」の特集
「資産価値で考える マンションVS 一戸建て 都心の選択」
にて、弊社が取材協力致しました。

長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)