新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

金融の激変を読みきれなかった不動産のプロ」と「未だ不動産(の怖さ)を理解していない金融のプロ」

弊社のお客様のご職業はバラバラですが、
敢えて一番を上げれば、金融(銀行・証券)
関係の方々ではないでしょうか?
続いて、医療関係者、3番目が企業経営者。
続いてメーカーの技術者が何故か多いですね。
我々からすると、証券、銀行といった金融の
世界にいれば、不動産のことは、それなりに
ご存知なのかと思っておったのですが、
意外にそうではないようなのです。
仮に各種法令や税務、建築等のは
ご存知なくとも、例えば不動産市況ついては、
我々以上に敏感に捉えているのかと思って
いたりしています。
しかし、ミクロもマクロも意外に「別分野」
なのでしょうか、投資顧問分野や実需でのマイホーム
購入の際に沢山お見えになって頂けます。
(誠に有り難いことです。感謝です。)
確かに、不動産といっても
色々な側面があります。
かつての私の上司は、
「税金(税務)を制するものが不動産を制する」
とよく言われていました。
未だに全く同感ですが、
最近では、もちろん
「金融を制するものが・・・」
とも思いますし、実務のレベルでは、
「細かい段取りと交渉力が・・・」
とも感じます。
更に言えば
「最も大切なのは人間力か・・・」
(不動産は人と密接に繋がっていますので)
とも言えます。
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また不動産投資や証券化の分野では
不動産と金融は融合しておりますから、
作業は不動産と金融の其々の専門家
の共同作業です。
それ故、お互いに知識の交換は
当然進んでいるのかと思っていました。
一方、銀行の不動産担保融資は昔から何ら変わらず
メインの融資スタイルですし、
ノンリコース・ローンを盛んにやった
部隊は少なくとも不動産に精通していたはず
でした・・・・が。
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しかし、ここにきての各企業の破綻を見ている
とお互いに過去の教訓が活かされていなかった
ように思えます。
元証券マン、金融マンの幹部が経営を握って
いる不動産企業の破綻がチラホラ見受けられます。
不動産(市況)に関して「怖さ」を知らないというか
超楽観主義に立って経営を行っていたように
思います。
(つまり、不動産のプロでは無かったということです)

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やはり、不動産と金融は、結婚して同居していても、
それぞれの分野の専門家は其々に存在していて、
社内で綱引きをしていたようなのです。
海軍と陸軍の連携が上手く機能しなかった太平洋戦争
のようなものなのでしょうか・・・。
近年「自称、他称不動産のプロ集団の破綻」は、
「金融の激変を読みきれなかった不動産のプロ」と、
「未だ不動産(の怖さ)を理解していない金融のプロ」
が引き起こした結果のように感じます。
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これからの時代は、金融と不動産、不動産と金融、
両方の「真の怖さを知り」、「真の知識をもった」専門家が
数多く育成されなければなりません。
育成といっても、これは経験しないと駄目ですね。
本を読んでも駄目、評論家でも駄目、自ら実行して
失敗を重ね血を流さないと駄目なのでしょう。きっと。
個人(金融商品)投資家、個人不動産投資家の皆さんも、
これからマンションや戸建を買おうとしている方々も、
エセ評論家、エセ金融のプロ、
エセ何でも金融プランナー?、
そしてエセ不動産の専門家
には、くれぐれもお気を付け下さい。
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PS.
個人投資家の方が、金融商品にしろ、不動産投資にしろ
相談相手が本物かどうか、単なる評論家かどうかを見分ける
ことは、簡単です。
相談相手が、どれでけの自らの資金を投資しているか、
そして失敗した経験があるか?
そこをお尋ね下さい。
成功体験だけの自称専門家、これこそ間違いなくエセ、
つまり偽者でしょう。これは断言できます。

長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)