Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

中国の将来恐るべし

さて、オリンピックでは、中国の圧倒的な国力を見せ
つけられましたね。
「21世紀は中国の時代」であるということがよく言われ
ますが、それが現実味を帯びてきたように思わせる祭典
でした。
現在、中国の株式や不動産は、今年に入ってから大きく
下がり、「中国バブル崩壊か?」と言われています。
日本も東京オリンピックのあった1964年の翌年の株価は
大きく下がりました。
しかし、その後の日本の経済発展は、ご存知の通りです。
中国も日本と同じ道を辿るのでしょうか?
私は、間違いなく、それも速度を早めて同じ道を辿る
のではないかと思います。
1960年代後半の日本と今の中国を比べた場合、
多くの類似点があると思います。
何よりも中国人は、当時の日本人同様に勤勉であり
猛烈な向上心があると思います。
更にそういった人々の絶対数が、当時の日本人より間違いなく
一桁多いということです。
また、海外へ留学して最新の技術や知識を持ち帰る人も一桁多いの
です。
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中国の毒入り餃子の問題や公害の問題を指摘して
「あの国はまだまだ・・・」とおっしゃる方もおります。
確かに現在の中国は、そういった社会的問題に対する危機感が
低いというか遅れていると感じる点も多々あると思います。
(もちろん、人権問題もですが)
しかし、かつて日本でも、高度経済成長の時代に様々な社会問題
が起こりました。
神通川流域のカドミウム汚染=イタイイタイ病
水俣湾の水銀汚染=水俣病
森永ヒ素ミルク事件
現在では信じ難いような問題が日本でも起きました。
私は、「北京の大気汚染が酷い」と聞けば
日本の「川崎ゼンソクを」思い出しまします。
「中国が今辿っている道は何時か日本が通った道だな」
と常に感じてしまいます。
「但し、何事も桁が一つ多い」
ということと、
戦後「奇跡の経済成長」と言われた日本に比べても
「更に発展と変化の速度が早い」
ということです。
それ故、近隣の国であり、最大の貿易国である中国の
経済成長やその一時的なクラッシュの影響は
(または、大気汚染等の影響も)
よくも悪くも日本にとっては「甚大」であるということです。
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日本の観光地では、もう中国からの旅行者無しでは、経営が
成り立たなくなっている所が増えています。
地理的に近い、九州等では、観光に限らず、あらゆる経済活動
において、切っても切れない関係になっています。
秋葉原も同様です。
銀座の三越松屋も中国の旧正月には、大きな垂れ幕で
中国のからの観光客を迎えました。
トヨタも日産も、おそらく本音は、
「もう販売台数は国内は延びなけれど、中国で売れればよい」
ということだと思います。
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我々個人投資家から見ても中国は常に魅力的でありましたが
私自身は、そのタイミングが掴めませんでした。
よって、私は、中国の不動産や株式にこれまで投資をしたことは
ありません。
特に不動産は、立地の良し悪しが「本質的に」わかりません
ので投資する気になりませんが、
ETF等の株式投資や、特に香港市場に上場しているような
優良企業のインデックス投資は、これから行っても良い
のではないかと思います。
具体的には、香港市場やニューヨーク市場で中国株の
インデックスやETFを購入しようと思っています。
もちろん、自分のポートフォリオの一部でですが。
もちろん、タイミングは、今後、一時的に中国経済
大きく落ち込むタイミングでです。
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PS.
オリンピックの野球は特に残念でした。
私も、中学時代、大切な試合(準決勝)で簡単なサード
フライを落球し試合に負けたことを思い出しました。
だからGG佐藤には、同情を禁じえません・・・。
また、当時試合前の練習を見ていて、「これなら勝てる」と思った
相手に「あれれ?」という間に負けてしまったことも
何度となくありました。
(そんな時は、怒った監督さんに、真夏のグラウンドを皆で
気を失う程走らされました・・・。)
野球は不思議なスポーツです。
星野監督が言うように、「強いチームが必ず勝つとは言えない」
のが野球です。
そこが、100m走等の陸上競技と異なるところです。
V9時代の長嶋や王がいた巨人でさえ、万年最下位のスワローズに
負ける試合が幾つもあったのが野球です。
また、今回は、アメリカはともかく、韓国は実際強かったです。
何より気合が違いましたね。
若いエースピッチャーの顔も怖かった。
あの顔に対抗できるのは、往年の張本選手ぐらいでしょか(笑)
長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)