Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

トヨタは既に日本を捨てているように感じる。

青山通り沿いにトヨタショールームを出したいが故に土地を探しているという話はもう随分前からありました。
伊藤忠商事の隣の旧ハザマ本社ビル跡地に日本オラクルの本社ビルが数ヶ月前にオープンしたのですが、1階にはトヨタのレクサスのショールームが入っています。
しかし、外から見ていて繁盛している雰囲気は特にありません。
人影があまり無いのです。
また、特に人寄せのためにイベントやキャンペーンをやっている風は全くありません。
もう日本人は高級車も含め、車という製品を完全にコモディティー商品(日用品)として見ているように思います。
車は、テレビや洗濯機と同じ「走るための単なる電器(ガソリン)製品?みたいなもの」になってしまったのでしょうか。
少なくとも、あの高級、超高性能車、レクサスでさえももはや憧れの製品ではないのです。(等に若い世代には顕著です。)
よってショールームに人が見にも来ない。
私も一度も行っていません。
時代は変わったのですね。
先般、中国のレクサス上海店の模様がテレビで紹介されていました。
熱気がありました。賑わっていました。客が熱い眼差しでレクサスを見詰めていました。
そして実際に即金で買っていました。
上海店では、去年の毎日の来場者が約150名、今年に入り落ち込みましたが、最近では一日約90名程度まで戻しているそうです。
この辺の所を、実はトヨタというグローバル企業は以前から既に充分に予想していて、(それも何年も前から)もう日本の市場に関しては諦めているのではないかと思うふしがあります。
よって無駄な販促も国内はやめようと。お金の無駄だと。よって販促も売れる所に資金を集中しようと。
この国内の状況は随分前から「承知の上」なのだと。
トヨタにお勤めの方から聞いた話ですが、東京と名古屋の社員の親睦を深めるための飲み会は100年に一度の経済危機でもしっかり行なわれているそうです。出席のための名古屋東京往復の新幹線代は今でもしっかり会社から出るそうです(笑)。
しかし以前のようにグリーン車では行けなくなったそうですが・・・・。恐るべきトヨタです(笑)。
トヨタは別にこの国で売れなくとも本当の所はまだまだジタバタする必要は無いのでしょう。
正にグローバル大企業、世界のトヨタです。
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しかし、話は変わりますが、車を買わない世代が、不動産を積極的に買いますかね・・・・。
いくら減税だ、これまで最大の住宅ローン控除だ、フラット35も頭金無しのフルローンだとか言ってももう国民は乗ってこないように私には思います。
何故なら、我々の消費に対する意識がもう完全に変わってしまっているように思うのです。
これが、我が業界の最大の誤算、見えていなかった部分でした。
(不動産業界では団塊のジュニアの世代が不動産を買う時期にさしかかれば10年は需要が減らないと思われてきました。それを連呼していた大手の社長がどこかにいたな〜〜)
しかしです。この世代こそが、正にこういった国の誘いに乗ってこないのです。
「マンションや戸建も売れなければけっこうです。今後中国やインド、ロシアで売りますから」という訳にはいかないのがツライところです。
トヨタトヨタホームと一緒に国内デベをアジアへ連れてってもらえないでしょうかね。
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