本日、東証リート指数がやっとと言いますか久々に1000ポイントを超えました。
前日の999.92から更に+10.87上昇して終値1010.79で引けました。
これは勿論、日銀のJリート直接購入のニュースが引き金になっています。
しかし、日銀の投資総額は500億円ですから、Jリート全体の時価総額からすれば、約1%強の呼び水程度ではあります。
さ〜て、このままの指数を維持できるのでしょうか?
直近では、弱小リートの大手企業によるМ&Aが進み経営不安は遠のきました。
リート各企業の株価も分配金が上昇している会社の株価は、最近素直に反応しています。
今後の更なる上昇(または株価維持)は、各銘柄(企業)の今後の経営次第です。
リートの経営が目指すべき所は、1に分配金の安定(又は上昇)、2にやはり分配金の安定(又は上昇)、3にもやはり分配金に安定(又は上昇)だと思います。
各企業が発表するIR等を読んで
「この企業は、安定した分配金の支払いより、親会社の方を見て(利用されて)物件の出し入れをしているな」
と思える銘柄(企業)への投資は絶対に避けるべきでしょう。
一般株主(少数株主)> 親会社
といった当たり前のコンプライアンスが徹底しているかどうかそれが重要です。
4番目以降に「負債比率」や「時価総額」、「取得額」と「NOI」等々比較検討すべき点が多々あることはありますが・・・。
もちろん各リートが保有している個別の不動産についても見ていく必要はありますが、結局は、上記の
一般株主(少数株主)> 親会社
といった立場を守っているか、この部分のコンプライアンスが駄目なら、他の全てが100点満点でもやはり投資すべきではありません。
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PS.
最近、この低金利の状況下で、全銘柄の平均利回りが5%を超えるリートへの問い合わせが弊社にも多く寄せられます。
(中には友人や親戚からも・・・)
「どの銘柄が良いのか?」
「どのタイミングで投資すべきか?」
といったコンサルが多いでしょうか。
皆さん、この経済状況の中で運用には悩んでいるのです。
労働市場での給与が伸びない(というか減額していく)中で、どうにか金融市場でその不足分を補いたいと。
私は、FPみたいに良くも悪くもインデックス的なものやETF的なものを推奨しておけば無難であるといった立場は取りません(笑)。
それでは、銀行の窓口の投信販売のお姉さんと何ら変わらない訳ですから・・・。
(お姉さんスミマセン!)
「お前プロだろ?自分の選択眼がないのか?」との心の声が私に叱るのです(笑)。ですので現役の間は、個別のお話しをしたいと思います(笑)。
とは言っても投資は全て自己責任ですからそこはお忘れなく。
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