おそらく私にとって最初で最後の出来事でしょうか・・・・。
先日、あの霞が関1丁目1番地の法務省、赤レンガ棟内において省内研修講師を務めさせて頂きました。
何故か講演の5分前に到着するようにとご指示を頂き(とは言っても15分前には到着しましたが)二つの受付を通って棟内に入りました。
この赤レンガ棟の説明を簡単に
ドイツ「ネオ・バロック様式」の荘厳な建築物
明治政府が明治19年(1886)、司法省と大審院(後の最高裁判所)建築の為、ドイツの有名な建築家、エンデとベックマンを日本に招き設計を依頼し、着工は明治21年(1888)、その後7年をかけて竣工しました。
堂々としたドイツのネオ・バロック様式の構えです。
当時のドイツ国内においても同様式ではこれほど立派な建造物はなかったと正に坂の上の雲の時代です。
その後、昭和20年(1945)の戦災によりレンガの壁と床を残して焼失してしまい 昭和26年(1951)に改修。その後幾多の改修、復元が行われ現在に至ります。
さて棟内の廊下は節電の為薄暗いのです。
廊下の天井は高くアーチ型でどこかの宮殿の様に長く長く続いています。
私が控室から教室、教室から控室に移動の度に、3名の方が案内(又は護衛)に同行されました。
途中、廊下で警備員の方と擦れ違う度に
警備員の方が立ち止まり背筋を伸ばし「御苦労様です」と敬礼です。
こちらは軽い会釈のみで通過です。
その薄暗い、長い廊下や螺旋階段を通った時
私の気持ちは、誇らしいものではなく
「あれ?これ何かの映画のシーンのようだな」
「何だこの違和感は・・・」
「あっ!これは正に長い刑期を終えて刑務所を出所するシーンのようだ!」
「長い刑期を終えた私が・・・『長谷川君、もう二度とここへは来ないように』と出口へと向かう・・・」
私、この赤レンガ棟、どうも最初から最後まで圧倒されてしまいました。
講演後、名刺を交換させて頂いた「教官」の方の肩書には
「教官」という肩書の下に、もう一つ
「検事」
と書かれていました・・・・
「検事・・・・」
本当にこれまで、スピード違反や駐車違反だけで良かった・・・。
本当に良かった・・・。
これまでの人生を振り返り
「何もなくて良かった、良かった・・・」
と身が引き締まる午後でした。
講師として来省したのに、あの荘厳な建物のせいなのか、そんな気持ちがよぎりました(笑)
***
PS.
講義の方の出来は、
これが不思議なことに90点ぐらいのまあまあの出来でした。
(何時も全く緊張しないのですが)
今回は何故か異様に緊張し、かしこまってしまいました。
これが逆に良かったのか・・・。
何しろ、私が、教室に入室した瞬間!
「起立!」
「礼!」
「着席!」
と。
私も深々と頭を下げたのは言うまでもありません。
教官の皆様、聴講して頂いた職員の皆様、
お世話になりました。
ありがとうございました。
私自身、大変貴重な経験ができました。
素晴らしい建築物でした。
また、交通違反者講習の10倍の効き目がありました。
***
実需から投資まで〜不動産投資顧問、調査、コンサルティング
株式会社長谷川不動産経済社
*******DVD・書籍********
「不動産投資これだけはやってはいけない」(廣済堂出版)
- 作者: 長谷川高
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 単行本
- 購入: 14人 クリック: 250回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
「全ての大家さんが繁栄する時代」
や
「不動産であれば何に投資しても上手くいく時代」
は完全に終わりました。
既にコンサルの現場では
「投資してしまった物件が収益を生まない」
といった相談が増えていました。
その厳しい現状を踏まえて書いた本です。
***
重版決定!
地味な題ですが、骨太な内容です。
「愚直でまっとうな不動産投資の本」(ソフトバンククリエイティブ)
***
デベロッパーの投資手法を知って投資の失敗を防ぎませんか?
「賢明なる不動産投資術セミナーDVD」発売中
<失敗しない投資戦略とリスクヘッジの手法>
◎視聴できます↓↓
詳細はこちらへ
***
金融機関や証券会社の方が読んでいる真っ当な投資基本書!
「投資とお金と人生の読本」
新刊「お金を生み出す家を買いたい!」(WAVE出版)
***
あの5万部、19刷りのベストセラー本の
最新版「家を買いたくなったら」
アマゾンへ
***************
『不動産投資情報のメルマガ』
***
フェイスブック始めましたが、実名の方、写真有り、所属がはっきりしている方のみ
リクエストに応えさせて頂いております。恐縮です。
http://ja-jp.facebook.com/people/Takashi-Hasegawa/100000239998788
***