Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

第1回アジア弾丸紀行 by 長谷部裕樹


はじめに
今回から私が公私共にお世話になっている長谷部裕樹氏によるアジア弾丸紀行を掲載させて頂きます。
長谷部氏は東北大学卒業後、リクルートリクルートコスモスを経て現在は外国人・留学生に特化した人材紹介会社「オリジネーター」代表です。
大学時代は柔道部で活躍。小川直也、全日の武藤敬司とも対戦し引き分けた方です。
ダイナミックに成長するアジア諸国の最新事情を!いざ!(長谷川)


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7月29日
昨夜から、荷作り。取引先へのお土産(だいぶ奮発し、K堂本店の和菓子)四つが利いて、出発時から早38kg!!!
やむなく、二個口で日本を出発することに。


成田ANAカウンターでミャンマーのVISA確認。
ANAの担当者も、見慣れないVISAなのか、担当者に確認の上チャックイン。
おいおい、大丈夫かよ。。。


ANAラウンジで朝からビールと、当分食えないであろう山盛りのサラダをいただく(ここまではFBにアップ済み)。
さて、搭乗30分まえ。


58番Gに集合するも、なぜか搭乗客がまばら(10名前後・・・)。赤字路線!?
優先搭乗して、その理由が判明。
全席ビジネスの38席!!
そこに、CA4名。ボーイングの最新鋭機でありました。
でも、お客は20名程度。まだまだ、ヤンゴン行は厳しい路線かもしれません。


無事に定刻に出発し、40分も早くヤンゴンインターナショナル空港に到着。

パラオのように暑いイミグレに何時間も並ぶことなく、VISA確認してすんなり入国。
100ドル(因みに空港では円の両替ができなかった)を、現地通貨チャット:97200チャットに交換。
まあ、一枚の100ドル札が、1000チャット97枚のオビ帯になった感覚です。


タクシーで、空港からホテルへ。ボロボロのタクシーで、途中積んでいるガソリンを入れる始末。ヤンゴンの地理が全く分かっていないもには、非常に不安なスタート。
ただ、その後、ヤンゴンタクシードライバーの優秀さに、感動を覚えることも。


ここヤンゴンは、走っている車の90%が日本車。かつその大半がトヨタ車。
悪路も多いので、数年前までランクルが日本円で、4000万円していた時代もあったとか。なんでも、希少性はその価値を生むものです。
でも大半は、中古車。タクシーの中には、日本のチェッカーも走っていました(^^)。


7000CT(700円)で、ホテルに到着。
ホテルのチャックインを済ませると、見慣れた集団が・・・。


先ほどまで、ご一緒していたCAの方たちでした。彼女たちは、コックピットと水曜日の深夜便で、日本へ帰任。よって、2晩は同ホテル滞在とのこと。
過去の悪行はともかく。今回は大人しく、ヤンゴンレストランガイドだけをお願いし夜に備えました。

荷ほどきをしたあと、メールチャック。
早速、気の重くなるようなメールが。
便利になることも善し悪しです。


これらをチェックし、ホテルのプール。そしてサウナへ。


19時(因みに日本時間の21時:30分)になりお腹も空いてきたのでCAさんに、お聞きした、padonmar restaurant (パドンマーレストラン)へ。
このパドンマー。2012年:なぜかベトナムで、優秀賞を、2013年にはトリップアドバイザーのエクセレンス賞をいただいたようで、確かに従業員のサービス精神も高く。
英語でのコミュニケーションも問題なし。


今晩のディナーは、エビのカレー炒め:6900ct・牛の米麺炒め:2900ct。そこにビール二本で、15200ctでした。
たぶん、屋台の3倍だね。


帰宅し、すでに、日本時間の12時。だいぶ疲れも回ってきたので、今日は就寝。。。



7月30日
日本時間8時:現地時間5時半に起床。
早速ネットを立ち上げ。ニュースをチェック。これも、以前の旅行より格段に便利になっている。


6時になって、プールへ。
昨晩は、気が付かなったがプールの水の綺麗さに感動。
雨季で、利用者がいない。水温は24度(私のようにガンガン泳ぐにはちょうど良いのだが、お遊びスイミングには辛い冷たさ)で、かけ流し状態のおかげで、非常に透明度が高い。世界のプールを利用した私が与える世界一綺麗なプールです。
プール・サウナで一時間。
7時半からビュッフェで食事。朝のメールチャックして、出発準備。


9時:ヤンゴン一有名な日本語高等教育機関とのアポイント
校長でもあり、経営者Mさんと、面談。


ヤンゴン進出企業は、日本語の話せるスタッフを探しに、この学校詣が続いています。
弊社は、これからのビジネスの協力要請と、ヤンゴンから日本への送り出しに向けての業務提携のお願いです。


新しい事実として。
1. ヤンゴンは高校を16歳で卒業する。
2. その後、他国の留学を行うには、飛び級を使わなくてはいけなくそのハードルが高い。
3. 大学TOP校:ヤンゴン大学などのレベルが低く。人材の優秀さはどの高校出身で測ることが多い。
4. 以前(日本の留学生は難民認定者が多かった)と違い、裕福層は自費留学生も増え、ハングリー精神が落ちてきている。


そもそも、ミャンマー人は隣国(タイ・マレーシア)や、ドバイなどに出稼ぎに行くという文化があります。
男は出稼ぎ。女性は、親が手元に置きたがるので、ぶらぶらさせるよりは語学学校。
こういう構図が出来が上がっておりました。
ビジネスの成果は、ここではお話しできないので、次のアポイントへ。


11時:シンガポールで日本人向け不動産紹介を行なっているS社ヤンゴンブランチのSさんとYさんのアポイント。


このS・Yさん。二人ともK高・K大卒業の28歳。
Sさんは、R社出身なので広義の意味で私の後輩。
昨年10月にR社を辞めて、仕事探しにヤンゴンへ。
Sさんを追うように、公認会計士試験を断念したYさんも合流して、ヤンゴンへ。
そして、現在K大卒6名。W大卒1名で、3LDKをシェアして生活をしているということです。5年間はヤンゴンで頑張りますという彼らは、本当に逞しかった。


昨晩・今朝とヤンゴン市内をタクシーで回るが、中心でも意外と空地に遭遇する。
これらの空地・廃屋の建つ土地は我々の貴重な商売ネタなので、日本ではいつも気になって、権利者の確認をするが、ここヤンゴンは、大半の空地は公有地。
これらを取得するには様々な特殊ルートが必要なようで、これらのことを論じても、時間の無駄なので、希少性のある私有地の取得方法に躍起になるようである。


S社の案内で、今、アジアでも最高級のサービスアポートメント:さくらハウスへ。
このさくらハウス。日系の所有というが、101室で空きは、1室:80㎡ 2BRのみ。内見をお願いした。
興味のある方はリーフレットをもらったので、お見せするが。気になる価格は、一か月。
60㎡:1BR 5300USドル
80㎡: 2BR 6000USドル
95㎡:3BR 6800USドル


ということで、単価あたりの価格は港区よりも高い価格です。
ここ、さくらハウスは、日本企業の借り入れが10名程度ということで、その他90%が欧米系です。
その他、YKKの運営するサービスアパートメントなどあります。


S社をはじめとする、デベは大規模SCは現在は手掛けるには限界があるのでまずは限りある私有地を住宅として開発する。
また、開発に絡む、法整備・税体系はお聞きするに、まだまだ。
つまり、何でもアリ状態。


建築も、RCだとすぐ手抜きするので、PC工法(工場生産方法:イタリアの会社が現地法人を買収したそう)を計画しているようである。


日本では多くのPC工法会社(Tプレハブ・F建研)などが解散し、その工場はマンションになってしまったが、経済成長時の日本が、PC工法で多くの公団住宅を建設したような、状態にヤンゴンはなっています。


彼らに4時間案内いただき。その後一人で、地元のデベが開発したSC内見。ここで扱う衣料品は、日本のユニクロ同等(シャツは10000ct)の価格帯。これらも現地感覚でいえば3倍に感じるだろうが、それでも、活気があった。


5時にホテルに戻り、またプールへ。
ひとしきり泳いで、7時に近くのレストランで、餃子・エビラーメン・ビールしめて6500ctで夕食終了


こうして、ヤンゴン渡航記を書いている。

明日は、今朝Mランゲージスクールに行くときに利用したタクシー。ジョゼフで空港へ。
ジョゼフは、独学で英語・日本語を学び、将来は車の修理工場をやりたいという。

こういう彼らを応援したい。
タクシー運転手は、多くが英語を話し、メーターがないので交渉によって価格が決まるがどなたも、非常に親切であった。


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株式会社長谷川不動産経済社

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