新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

アジア弾丸紀行 by 長谷部裕樹(インド・バンガロール編)


はじめに
私が公私共にお世話になっている長谷部裕樹氏によるアジア弾丸紀行です。
長谷部氏は東北大学卒業後、リクルートリクルートコスモスを経て現在は外国人・留学生に特化した人材紹介会社「オリジネーター」代表です。
大学時代は柔道部で活躍。小川直也、全日の武藤敬司とも対戦し引き分けた方です。
ダイナミックに成長するアジア諸国の最新(不動産)事情を!いざ!(長谷川)


8月9日 シンガポール晴れ バンガロール


今日はシンガポール48周年の独立記念日。ホテルからマリーナ側を眺めると、着々と花火の準備がすすんでいるのがわかる。2004年は、当日目の前から上がる花火を、ここで見ることができいたく感動したものであるが、今回はその時間には空港にいなければならず非常に残念だ。
フロントに確認したところ、普段チャンギー空港までタクシーで30分もあれば着くのだが、今日は交通封鎖をするので、3時間前にはチャックアウトしたほうが良いと言う。やむなく20時にフライトで17:30にアテンドをしていただく。


タクシーの手配も済み、これから出かけるところもないので17:30までホテルで過ごすこととする。


本来であればレイトチェックアウトをしたかった所であるが、当日は独立記念日でどの部屋も満室。ただ、チェックアウト後もクラブラウンジを使って良いとのことなので、プール後、シンガポール最後の仕事をシャンパンを頂きながら、行うことができた。
まあ、急きょスィートルームに変更するという出費もあったが、それなりの宿泊費を払っても、十分に満足の言った3泊であった。
このホテルは、こういう気持ちにされてくれるから私のようなリピーターが増えるのだろう。


因みに、マリーナサンズベイの一泊のお値段は公式HPによると550Sドル:46750円。
今回のスィートルームのお値段は、これよりもお高かったです(^^;)。


さて5:30。
呼んでいただいたタクシーで、チャンギー空港へ。本来タクシーをお願いしていたのだが、ベンツのリムジンを手配いただき(――;)、快適そして、高価な旅立ちとなりました。
時間が早かったおかげで渋滞に会うこともなく、無事30分でチャンギーに到着。シンガポールエアでファーストクラスにチェックインしようとしたところ。
カウンターのおっさんから、「ここは、ファーストクラスのチャックインカウンターだぜ」と言われ、むっとして「オフコース」と応える。どうせこの後、寝るだけだとおもってTシャツ・短パンだったことで、この格好を咎めたらしい。
皆さんも搭乗する路線によって、ドレスコードには注意しましょう。


この格好だが、無事に搭乗。シンガポール→ バンガロール線なんて、日本人にあう可能性もなく、ファーストも客は3人。
おかげで、綺麗なCAがいろいろサービスをしてくれるが、ホテルクラブラウンジで、3時から飲んで早6時間余り、だいぶ酔いも回ってきて、機内ではペリエをいただき、あとは就寝zzzz。
目を覚ますと、もうすぐ到着のアナウンスが流れていた。


バンガロールインターナショナル空港に定刻21:45に到着。
空港の物々しい雰囲気がドバイに降りたときを似ていると思ったが、それは、単に夜中についたからであって、イミグレーションでも特段質問されることなくスムーズにインド入国。
空港も、郊外に新設されたので非常に綺麗。でも到着後直ぐ、あふれかえるカレーの匂いがとってもスメイリー!!
空港内のショールームにはポルシェが飾られていた。

この時点で、22:10分。タクシーでこの日の宿:ホテルロイヤルオーキッドに向かう。
街燈もない高速道路を、車間距離なくバンバン飛ばすタクシー。
途中、高速がとぎれるのでその間は右往左往しながらなので、余計に怖い。走行しながら一時間。無事にホテルに到着。


途中、トヨタ(レクサス)・ホンダ・スズキのディラーや、コンビニなどもあり、以外に街が形成されていると思い、あらためてチェックすると、人口840万人:インド3番目の都市でした。


ホテルでは、昔アラビアンナイトに出てきたような、髭のドアマン(非常に愛想のよい)から歓迎されてチェックイン。フロントも気持ちよく。これから3泊。良い旅が続けられそうです。

8月10日 バンガロール曇:23℃
日本では猛暑が続いているようだが、今日からお盆休みだろうか?
ここ、バンガロールは平均標高900Mということで、朝も寒いくらいの天気。


朝食に1階に降りると、ビジネスマンが大半なせいか皆、ちゃんとした格好で、ここでも一人Tシャツ・短パン姿で浮いた格好をしている自分に気づく。


このホテルは、旧バンガロール空港の近くで周辺はIBMやマイクロソフト・DELLなどの外資子会社およびインドIT企業がたちならぶインドのシリコンバレーとよばれる地域である。女性もIT系企業のビジネスウーマンらしき人。もしくは、お金持ちの体格の良い叔母様たちが、朝食をとっていた。
私も明日は気を付けよう。。。。


朝食後、プールへ。
6階:屋上にあるのだが、何しろ23℃で水温も同程度。
当然、泳いでいるのはただ一人ということで、風邪をひかないように、ガンガン20分ほど泳いで退散。


12時に、ホテルのフロントに頼んでダウンタウンまでタクシーを頼む。そこで入口のコンシェルジュが、帰りはどうするのかとしつこく尋ねる。
いつものように、帰りは自力で帰ると言ったのだが、心配だから必ず電話をくれと名刺を渡された。で手配されたホテルの車で一路ダウンタウンへ。
最初、運転手の英語が理解できず話がかみあわなかったのだが、どうも運転手は、私の目指している場所があまりに広くて危険なので私がガイドするという。1時間600ルピー:1000円。だというが、最初のうちは、こいつのこずかい稼ぎかと、話を濁していたのが、後に、彼の言うとおりにしてよかったとおもう。


この旅もそうだが、学生時代からはじめ30年にわたり、金の有る無しに関わらず、その土地を知るには公共交通機関という自負があったが、ここインドでは、複雑にいり組んだバス網。テックテック以外見つからないタクシー。メトロは未完成。かつ、街が大きく公園が多いので故に目立つシンボルの無いダウンタウン


街が危険というよりもとにかく詳細な地図があっても歩きづらい街で、すぐに迷子にもなるだろうし、この調子で道を聞いても難しいので、危険だと言ったのだろう。
ヤンゴンでは、二日目にしてほぼ街の状況を把握したが、ここでは一週間いても地理を把握するのは難しいと思う。ホテルのドライバー(サジャブ)には、ホテルに帰るまで一緒で良かっただろうと冷やかされた。


サジャブと会話する事20分、ようやく彼の英語も理解できるようになり、彼のガイドで、バンガロールパレスへ。


650ルピーを払って英語のガイドフォンと撮影の許可を取る。
途中にぎやかな音楽が聞こえたので、向かってみると。
インドといえば「映画」
ということで、化粧を施した男女20名が舞台で踊っておりました。

このワンパーンで、3時間といいますからどんなストーリなのかと聞いてみたくなります。
また、今日はいたるところでセレモニーが行われておりました。
インディペンデンスディというのですが、今一よくわかりません。


でも、このパレスでも数組の結婚式が行われ、入口にはレクサスやアウディを結婚式バージョンに仕上げた車が何台も駐車しています。
カースト制度の廃止をうたっているインドではありますが、様々な民族と言語の人たちがいて、マレーシアのプミプトラ政策のようにマレー人だけを優遇するわけにもいかず、まだまだ貧困の差は激しいようです。


ここバンガロールは、インド初心者の私としては強烈な印象ですが、インドでは綺麗な街なのかもしれません。


車を所有することが一定のステイタスになりつつあるのか、ホンダ・スズキ・タタ・現代の車が目立ちます。ホテルの車はトヨタのコロナ。バンガロールトヨタ工場があり一定の評価があるようですが、こちらではトヨタ=高級車という位置づけのようです。


パレスの後は、州連邦の議事堂や裁判所。市の中心部を見学。地下鉄の駅も2年後の開通を目指して急ピッチに進んでいます。
その後、市の中心にあるカーボンパークに行く。当初、この公園待ち合わせと頼んだのだが、確かにセントラルパークを思わせるような広さに。周辺になにも高層の建物がなく、同じような2・3階の低層の建物が林立し、これではこのまま置き去りにされたら迷子になると思えるようなところである。
公園では、インディペンデンスディのフラワー祭りが開催されていた。サビャブから、降りるかと尋ねられたが、「日本では花より団子」と言って、愛でる花より食べ物優先だというんだと、答えたら非常に受けていた。


ここ、バンガロール
1. ITタウン
2. インドのシリコンバレー
3. 公園都
と呼ばれているらしく。確かに中心部に公園が多い。夜になると治安の悪さもあるらしく、これらの公園の片隅を都市開発すればだいぶ変わるのに思う。


やはり、中心部といえば駅ということでバンガロール中央駅に案内してもらう。電光掲示板などは空港並みで随分しっかりしていると思うが、それ以外はすべて昔の日本のように行き先と時間のある表示板があるのみ。定刻通りに運行しているのも怪しいものだ。


また、行く先までの電車を待つ人々で駅舎は溢れてる。老若男女が駅舎の床で寝ている姿は、現在では中国を始めどこへ行っても見ることができない光景である。
さすがに、車窓の旅をすることもできずまた、サジュブの案内で、メトロ中央駅の開発エリアへ。
殆どが、低層の建物の中で、地元BKとシャラトンホテルの高層建築物のあるエリア。地下鉄といっても、地下部分は一部のようで、大半がモノレールのような高架橋を使うようだ。付近にはUK出資の百貨店がオープンし、唯一洗練された街に思えた。


また、ホテルに帰る途中で進んでいた開発エリアは、サビャブの話によると、マレーシアのデベがホテルとコンド・SCの開発をするという。確かにダウンタウンは、細かい商店で溢れ、そこから入る横町にバラックが立ち並んでいるという風景である。私有地の開発は容易でない(地上げ屋でも)。
中国式を推奨するつもりはないが、政府所有地を開発するという手法でないと、とうていこれらの住環境を整備するのは大変だろう。


約、7時間の案内を終え。7時半にホテルに到着。
3500ルピー:6000円は安かった。


ヤンゴンの事があり、市中のレストランで食事をせずに、ホテルに戻りディナー。

またカレー中心であるが、やっぱり本場のタンドリーチキンは絶品でした。赤ワインもいただき、9時に部屋に戻り、明日は英語で人材関係のミーティングだ。不動産関係の話なら1時間程度問題ない自信はあるのだが、こと人材しかもITなんて・・・。
ボキャ貧なので、すでにレポートを作成済み。この内容に沿って1時間頑張ることにしよう。
眠い目をこすりながら1時間の予習をして、11時に就寝。


8月11日 バンガロール曇のち晴れ
快眠の上7時半に起床。プールへ向かう。
まだ寒い寒い。でも、今日はマークスピッツシドニー五輪の金メダリスト)のようなおっさんと二人。水泳がうまそうな体系の割に
今一。すぐに上がって、暖を取っている。


帰り間際、話をするとSFからきたエンジニアらしい。どうしてそんなに泳ぎが上手いのか尋ねるので、「日本は海に囲まれているから小学生から、泳ぐのさ。日本人はみんな泳ぎが上手だぜ。」と嘯いておきました。


さて、朝食は今日も定番のカレー。
昨日とほぼ同じ内容でしたが、香辛料の利いたパクチー入りの野菜オムレツは絶品でした。


11時になり、東京・シンガポールそして、ここに拠点を持つ、ITソフトメーカーのバンガロールの所長と対談。
この会社。CEOはインド人のD氏。
東京で私と同じジムに通っているのが縁でビジネスのお付き合いになった方。D氏は、今回NY出張中ということで、一人で会談となった訳です。


せっかくの日曜日にも関わらず心よく、上司の命令とはいえわけのわからない相手をさせられて、さぞかし不機嫌ではと思ったが、非常に丁寧に応対していただき、事情もよくつかむことができました。
ここベンガロールは国際都市だけあって、日頃から外国人と接する機会も多い(日本人在留者は1000名とのことであった)ので、自然と愛想がよくなるようです。


事務所からの帰途。
念願のSC:MGワン(インド系デベ)に連れっていっていただき、家電を見ることができました。)1ルピーは1.8円です。
TV
1. SONY 55インチ3D 150000R
2. サムソン 40インチ   45000R
3. LG   40インチ   38000R
ということで、ソニーブラビアダントツのトップ。
その他、白物家電も、残念ながら韓国・台湾製が多く目立ちます。


車は日本製にステイタスを感じるというとだが、家電は性能には大差ないでしょ。との回答が返ってきた。ここでもガラパゴス


3時過ぎにホテルに戻り、野球の状況を確認しながら今日の整理と出発の準備。


最後のカレーディナーを食べようとレストランに降りると、何やらパーティの準備が進行中。どうやら結婚新らしい。出席者300人!!
しかも夜の11時開始で、夜通し盛り上がるとか?


私も参加したら?とお誘いを頂いたが、これからインドを離れるといいたら残念がっていた。確かに一人くらい紛れてもわからんわな・・・。


今夜の便でフランクフルトに向かう。
そろそろ準備をしなければ。さらばアジア。
今度インドに来るときは、この国はどんな顔を見せるのだろう。


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株式会社長谷川不動産経済社

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*尚、本書は2009年に出した「お金を生み出す家を買いたい」を加筆、改稿したものです。特に税務関連を大幅に加筆しました。節税の為の法人利用の方法、メリット、デメリットをできるだけ詳しく解説しております。