新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

心の声に従え


不動産業界で働いていると時々できれば逃げたくなるようなことが起こることがあります。


現在では「君子危うきに近寄らず」で商売をしていますが、サラリーマン時代のバブル期とバブル崩壊時の処理の時期にはそうも言っていられないことがありました。


私はデベロッパーに勤めていましたので、基本土地を買って何かを建てるという行為を繰り返してきました。
何度となくマンションやビルをそれなりの規模で建てることになり、そうなりますと当然ながら近隣住民の方から反対運動的なものが起こります。
この近隣住民の方の中には様々な職業の方が当然いらっしゃいました。


近隣対策は通常専門の業者さんへお願いするのですが、時には予算の関係で自分達でこの対応をやらないといけない時がありました。


そんな中で過激な反対運動の中心人物の所へ直接会いにいくこともありました。そういった時、我々は怒られに行く訳ですから上司や後輩、他部署の人間複数で行くのです。

すると相手は「何でこんな大勢で来るんだ?!俺は一人なんだぞ!一人だけ残って、後は帰れ!」といった怒声が飛びます。

そうなりますと、我先にと後ずさりする上司や後輩がけっこういたのです(笑)


さんざん絞られて、外に出てみるともう「上司」も「後輩」達は家の前にも、最寄りの駅を探しても駅ナカのカフェにもどこにもいない・・・結局、家に帰ってしまっているということが時々ありました。

まあ、「逃げる」なんて大げさな表現かもしれませんが、こういった小さいことがお互いの心に残ってしまうのです。

兎に角、私は、こういったことでその人の「人物」を判断してきました。


その時さっさと帰ってしまった者が、現在幸運にも事業が上手く行き、ある意味成功者というかリッチマンになったのがいるのですが、互いに何かの会で偶然会った時、彼は必ず私から目を逸らします。


私もそういった過去のことは忘れていませんが、向こうもきっと忘れることができなのでしょう。


昨日のブログに出てきたSとは未だはしっかり付き合っています。多分一生付き合っていくと思います。
http://d.hatena.ne.jp/digicon/20140714
昨日のブログで実は一番言いたかったことは「Sは残った」ということです。

一方前述の人間とは公私共に誰一人として現在お付き合いしていません。




長谷川不動産経済社