新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

『7・5・3』周期


『7・5・3』って何だか分かりますでしょうか?
建設業における景気の良し悪しの周期だそうです。
儲かる期間はせいぜい3年、普通の時期が5年、儲からない不景気が7年は続くと。
先日ある会社の社長さんに教えてもらいました。
建設業界では昔から言われていることで、ある意味「常識」であるようです。


なんと15年の内、景気の良い時はほんの3年間で後の12年は普通かそれ以下であり不景気はなんと7年も続くと・・。
それ故、景気が良くなっても油断してはいけないということなのでしょう。


しかし、ある意味この厳しい「周期」は業種に関係なく共通すると思います。


起業家の方、若い事業家の方、これは覚えておくとよいと思います。
私も起業して約20年が経過しましたが、やはり同じ様なものだったと感じます。

起業、開業して10年経過して残っている企業は約5%だと言われています。
100社の内たった5社です。
一説には20年では0.39%。1,000社で約4社だと。(日経の記事から)


もしかしたらこれは建設会社や一般の会社に留まらず、普通のサラリーマンの方にとっても同様かもしれません。


23歳で20年経過すれば、約43歳です。部長や支店長になってさて役員として残れるかどうかというのがだいたい見えて来る時期ではないでしょうか?
確かに大企業で取締役になれるのは1000人に4人程度ではないでしょうか?
皆さんの会社ではいかがですか?


最近は大手企業でも50代での早期退職制度が普通のようです。
既に中国や韓国では定年が50歳から55歳というのが当たり前だそうです。


長い人生において経済的に生き残るにはどうしたら良いのでしょうか。
拙い私の経験上感じることは、長い7年を凌ぐ為に3年をどうするかがまずは極めて重要だと感じます。


現在の建設業者さんはどこも景気が良いようですが、設備投資を増やしたり人員や支店を増やしているところは少ないようです。


そういった意味では、今儲かっているからと言って、社員を連れてハワイ旅行に行ったり、本社ビルを買ったり、社長個人が豪邸や大きな別荘を買っている会社は危ないと心底思います。


私はこれまでこの「3年」をどう過ごすかということに、けっこう真剣に脳味噌をフル回転させて考えてきました。
勿論、この次に来る5年、7年に備えて投資することは不可欠です。


次に重要ことは、
(否、こちらが一番重要かもしれません)
不景気な7年をいかに凌ぐかという問題です。
大企業ではなく中小零細企業や個人がどうしたら良いかといったことは松下幸之助さんも京セラの稲盛さんもあまり語ってくれていません。


私は、誰とは申しませんがある意味アウトサイダーの方から学びました。


こういった時はどうしたら良いか、一言で言えば
「膝を抱えてかがみ込みじっとして、風向きが変わるのを待つ」
ということです。


確かに、こういった時期に変にあがいて、支店を出したり多角経営したりした企業は殆どが破綻しています。

個人も会社もこういった時期が来たら春が来るのをひたすら耐えるしかないのです。

誠に地味ですがこれは真理だと感じます。


長谷川不動産経済社