Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

赤坂界隈のお年寄り、ビットコインを語る


私がよく利用させて頂く赤坂のカフェ(モリバコーヒー)は、地元のシルバー世代の方々の溜まり場でもあります。


先日、私がそこでコーヒーを飲んでいると4名の女性達(おおよそ70歳から80歳)が店に入ってきました。
「ちょっとこれから、声が大きくて、うるさくするけどごめんなさい!」
と皆さんが、私の隣りのテーブルに着席しました。


そして、賑やかな会話が始まりました。
まずは、年明けどこの神社にお参りしたのか、という話題からスタートしました。
「私は、地元の日枝神社だけでなく、とにかくたくさんお参りしたわ・・・」
「ダメよ、そんなに色々な神社にお参りしたら・・・」


話題はすぐに変わり、「朝起きたら太陽を拝むかどうか」で議論はだんだんと白熱してきました。
「私の家は建設業だから、やはり朝は、まず神棚に手を合わせるわよ・・」
「私の家では、太陽を拝むのが最初よ、次に仏壇よ・・・」
皆さんのご意見は見事にバラバラです。


次に、話はガラッと変わって、ある女性が


「あのビットコインというのは何なの?」と。


するともう一人の女性が
「あれは国がやっているものじゃないから信頼出来ないんじゃない」
と。


(仮装通貨もついにこの年代の方々の話題にのぼるようになったかと。)


するとまたもう一人の女性が
「私達はもういい歳で、皆それぞれ十分に幸せに暮らしているのだから、そういったものは必要ないんじゃない?」
更にもう一人の女性が


「そうよそうよ、みんな、今は十分に健康なんだから、もうそんな薬はいらないわよ!


「そうよね、いらないわよね」と。


(薬?)


しかし、確かに既に十分満たされている方々には必要のないものであるのは確かかもしれません。


逆に言えば、昨今の若者達の多くが興味も持ったことはさもありなんと。
彼らにとっては、去年からの数ヶ月、気持ちよく酔うことができた「薬」のようなものでもあったかもしれません。
何より多くの人が夢を感じたと思います。(いや、今もですかね。)



果たして、仮想通貨は今後どうなっていくのでしょうか。
死者をも出す「劇薬」になるか、皆を幻惑し続ける「LSD」となるのか、それとも「驚くべき新薬」になるか、私にも到底分かりません。


しかし、私は、自分の肉眼でこの顛末を凝視し続けていきたいと考えています。

私は、世間を含め皆が皆「これは駄目だ」、「これは怪しい」といった発言を聞けば聞くほど何故か逆に興味をもってしまうのです。
そして実際に手に触れてみたくなってしまうのです。

私もまだ若いのでしょうか。




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