Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

不動産マーケットもサイクルを描く

最近、お客様の購入予定の不動産(戸建て、マンション等々)や
投資物件(アパート、マンション一棟)を調査していて感じることは
「明らかに価格が落ちてきたな〜」ということです。
去年までが異常な高値だったと言えばそれまでですが、
こうも見事に低廉になってくると
「昨年までのあの価格はいったい何だったのだ?」という気持ちに
なります。
去年までマスコミによく使われていた「新価格」や「新新価格」
とはいったい何だったのだかと?
実際、本当にあの価格で売れると思ったのかと。
基本的には、頭金と年収から導かれる住宅ローンの上限を超えた
物件価格では売れる訳がありません。
親が数千万円も援助してくれる家などそんなに存在しませんし・・・。
**********
当然ながら、出し値=表示価格はまだ高いですが、
購入者がネゴをして実際買う段になって出てくる価格は、
(この時点で弊社へ相談が来るのですが)
私からみても随分下がったな〜と感じる昨今です。
今後も果たしてどこまで下がるのか、
実需の戸建てやマンションであれば、
「この価格なら買っても良いな〜」と大多数が思えるまで
ということでしょう。
投資物件なら、利回り等が充分納得が出来る価格になるまで
でしょう。
やはり、今後は、不動産の価格も他の投資商品と同じ様に
長期金利やその時の経済状況(雇用、給与)を反映して
「サイクルを描く(下がったり上がったり)」のは間違いないでしょう。
しかし、全体の就労人口は確実に減ってきますので、
「サイクルを描きながら徐々に下降していく」というのが
正しい表現でしょうか。
ここ過去数年と逆に、良い買い場が訪れるかもしれません。
どちらにしても、ゆっくりと時間を掛けて厳選を重ねて下さいね。
間違っても焦って買う時ではありません。

長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)