新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

凌ぎの経済学

「人生ゲーム」と「一回休み」

私が子供の頃「人生ゲーム」なる双六が流行った時がありました。 人生ゲームとは言いながらも所詮双六ですので、サイコロを振り、出た目だけ紙製のボード上で自分の駒を進めるというものでした。 そして、早く「ゴール」に到着した者が勝ちとなる単純なもの…

エイベックス、電通の本社ビル売却は赤字補填の為だけではない

*下記コラムは先日、日刊ゲンダイへ寄稿したものです。 「エイベックス、電通の本社ビル売却は赤字補填の為だけではない」 〜時代が変わったことに気が付いた先端経営者の決断〜 今から十数年程前、私の事務所が建て替え前のエイベックスビル本社(東京港区…

分かっちゃいるけど、正常性バイアス

自分にとってマイナスのニュースが入って来た時にどう対処するか。 しかし、これが難しいのです。 実際、動けないものです。 投資家としての真価が問われるところではありますが、 正常性バイアスのことは分ってはいても、やはり実際には行動できない。 何故…

近江商人の「世間良し」とは何か?

彦根にはこれまで4回程行ったことがあります。殆どがセミナー講師としての仕事でしたので、毎回多少の時間の余裕がありました。 ある時、彦根の中心部から車で20分程のところにある近江商人博物館に参りました。 以前から興味がありましたのでじっくり拝見致…

起業とビジネスの真実と要諦

以前、飲み会の席で後輩Nに「長谷川さんは人を育てて来ませんでしたね」と突然言われたことがあります。このNは以前より毒舌な後輩君で、今までも何度か彼の一言に怒り「表へ出ろ!」と言いかけたこともあったのですが、少し間を置いて考えると、まとを得た…

英国のEU離脱と日本国内不動産の関係

英国がEUを離脱しました。まさかの出来事でした。 これまでもおそらく起こらないであろうと思っていたことが、このように充分起こり得るのだということを今回の出来事が改めて知らしめてくれました。また、このことが日本国内にどの程度の影響を及ぼすか、こ…

『7・5・3』周期

『7・5・3』って何だか分かりますでしょうか? 建設業における景気の良し悪しの周期だそうです。 儲かる期間はせいぜい3年、普通の時期が5年、儲からない不景気が7年は続くと。 先日ある会社の社長さんに教えてもらいました。 建設業界では昔から言わ…

街のパン屋に習うたった一人の生残り戦略

みなさんがどんなお仕事をされていようとも、みなさんの立場が会社員、個人事業主や小さな会社の経営者、いずれであったとしても、こんなことを思ったことはありませんか。「仕事がうまくいったりいかなかったり、この先どうなるのだろうか。安定させること…

「総合商社」と「お百姓さん」を目指そう

弊社で投資コンサルティングを行う場合、その方の年収をお聞きすることがあります。 これは、その方がどの程度の価格までの不動産を購入できるかということをおおよそつかむ為であり、また、どの程度のローンを組むことが安全であるかを知る為です。 ここ10…

総合商社はなぜ潰れないのか

私はかつてデベロッパーと呼ばれる不動産会社において、企画開発の業務に携わっていました。この企画開発とは、マンションやビルを建築するのに適した用地を探し、プランを入れ、事業収支の予想を立て、適正な価格であれば投資し、ほぼ建物が着工するまでの…

引退するスポーツ選手向けのマネー講座

私が不動産会社のサラリーマン時代、周りの女性社員が度々「不動産のことをよく分かっていない男性とは怖くて結婚できない」と言っていました。 確かに不動産は非常に高額な買い物ですが個人的には「少しオーバーだろう」と感じていました。しかし、現在にお…

欲を制する者が投資行為を制する

何故、人は投資行為を行うのだろうか? 「自分だけでなく自分が稼いだお金にも働いてもらう為」 とか 「投資を行うことにより経済の知識を得られるから」 とか・・・。 福次的な理由は沢山あるでしょうが、やはり一番は 「儲けたいから」 ということでしょう…

ノマド的ライフスタイルと基礎的キャッシュフロー

最近ノマド的ライフスタイルに関する記述、記事、書籍を多く見かける。 世界数カ国を渡り歩き、会社に縛られず、自由に仕事をする・・・・。 私も当然憧れる。 何故だろうか、人類は元来、移動して生活をしてきた生き物だからだろうか。 本能的に移動を求め…

お前は何屋なのか!?

ある商店街で「ネコの病院」を発見しました。 非常に分かり易いネーミングです。 時々自分の職業を聞かれてスパッと答えられない時があります。 自分はいったい何屋?なのか?・・・。 「不動産全般、投資顧問業もやっています・・・」では本来よくないのか…

資産の組み替えを急いだ方が良い

直近で、また世界経済が不穏な動きを見せ始めました。 アメリカの経済が果たしてここまま復活するのでしょうか? 失業率も住宅関係の指数も相変わらず厳しい状況です。 それ以上に、綱渡り的であるのがヨーロッパです。 日本の新聞では、もう最悪期は脱した…

若者よ!日本が駄目なら外国を目指せ!

先日、某マンションデベロッパーのマーケティング部のF部長と話した内容が衝撃的でした。 「今の20代の世代は、明らかに団塊のジュニア世代とはまた違っているのだ。」「30代世代以上に物を買わない。お弁当男子どころではない。」と言う。 「この世代はも…

あけましておめでとうございます。

以下新春に感じたことです。 最近東京中を不動産をみながら歩いていると感じることがあります。 街にインド系の方が増えたこと。 そして彼らが経営するインド料理屋さんが増えたこと。さらにサービス、接客態度が日本人の平均的な店より上なこと。 中国人経…

ストックビジネス(大家業)こそが不動産業

先日、私が以前勤務していた会社のある部署の同窓会がありました。 男性ばかり14名が集まりました。 現役の社員は僅か4名です。 10名が既に退社し、同じ業界で転職又は独立しています。 会自体は、懐かしくも非常に楽しい会でした。 参加者14名の内、半数の…

不動産ビジネスとセレンディピティ

不動産の取引を巡る「偶然」というものに時々驚かされます。 不動産の業務だけでなく、広くどんなビジネスにおいても偶然もたらされるセレンディプティを意識すること、それがこの不況下でこそ非常に大切な事なのではないかと感じます。 つまり実は無駄な営…

日本の大家さんに学ぶ「住友不動産」編

今日の日経朝刊に住友不動産の以下のような記事が掲載されていました。要約しますと 1)全体売上の4割を占めるビル賃貸事業の売上げを3400億円まで増やす。 2)現在より約14%の増収を見込む。 3)2013年度において貸付面積は448万平方メートルとなり前期…

お墓参りだけはしっかりと」

先日、実家を訪ねた帰りに中高と通っていた塾に十数年ぶりに寄りました。 お世話になった先生は既に塾を5年前に閉鎖されたとのことで、大変残念でした。 私も様々な思い出がいっぱいありましたので。 先生は、大学時代から英語専門の塾を自宅で始められ、市…

家訓「不景気には逆らわない」

最近やっとというのか、デベロッパーや法人がちらほら不動産を買い始めました。 よって、弊社のお客様から売却依頼を受けていた不動産も動いてきました。 9000万円、8000万円以下の不動産はこんな経済危機?でも個人による実需や投資によりそれなりに動いて…

不況の時こそ見直されるキャッシュフロー

不動産業界では、不況になると不動産管理業が俄然注目を浴びるようになります。不動産管理業やサブリース、転貸事業(コインパーキングやトランクルーム事業もこれに当たります)は「累積経営」と呼ばれ毎月ある一定のキャッシュを確実に生む事業はまさに「…

会社経営・人生の極意「何も求めないギブ」

以前ある先輩社長さんからこんな話を伺いました。 「長谷川さん、情けは人の為ならずというのは、知っていると思うけどビジネスでは2種類あるの知っている?」 「2種類ですか?」 「そう、つまり見返りを期待して与えるギブと、全く見返りを期待しないで与…

不動産不況をチャンスに!

あけましておめでとうございます。 今年も皆様よろしくお願い申し上げます。 言うまでも無く、不動産、建設業界にとっては正に生きるか死ぬか(破綻するか残るのか)の生存競争の年になると思われます。 弊社も各社法人との取引もありましたが、大きな傷を負…