新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

JAL破綻とライト兄弟

JALの社員が「これから頑張ります!」というメッセージをお客様に配っているというニュースがテレビで流れていましたが、何かしっくりしません。
特に株主優待を目的に日本航空の株式を買った投資家からしてみたら「アイドル歌手じゃあるまいし、何を今さら『頑張ります』だ!」とお怒りのことだと思います。

本来なら、「1兆円の税金を投入頂き国民の皆さん、お客様の皆さんすみません。これからは組合活動等に精を出さず、低賃金でも文句を言わず働きます。」というコメントを書いて渡すべきでしょうか。(ここ数年に入社した若手社員には罪はないので可哀そうですが・・)


都立高校出身の私の同級生で大学卒業後いち早く外車(BMW)を買ったのは、JALに就職した女の子でした。「スチュワーデスはそんなに給料が高いのか・・・」と同級生とため息を付きました。
当時は地味な庶民派の同級生が多い中で「あの娘が!?」と。


JAL破綻の原因は数多く存在するようですが、この期に及んでまだ「頑張ります」というコメントがこの会社が一般の企業と比べ何か大きくズレている所だと感じました。(スミマセン元株主の方の代弁です。)


日本でもかつて糸山英太郎氏が昔JALを買い占め個人筆頭株主になったと記憶していますが、同氏はあの一連のディールで結局「個人筆頭株主としての栄誉」?は得たけれど投資としては失敗しているのではないでしょうか?(あくまで想像ですが)


私がサラリーマン時代のバブル崩壊時、ある都心のビルを損切って売却しなければならなくなり、やっと現れた投資家?が契約日当日に現れなかったというあまり思い出したくない「事件」がありました(汗)。
後日買主に理由を聞くと「保有していた株が下がり、売れなくなり現金が足りなくなった。JALの株を売れば良いのだが、僕は飛行機をよく使うので株主優待があるJALだけは売りたくない・・・」と・・・。
私はもちろん絶句しました。
結局再度2回目の契約日を設定したのですが、何とその当日も彼は現れませんでした。
結局契約日を二度もすっぽかされました。
理由は「JALの株も大幅下落し・・・」と。
いわゆる「ブラックマンデー」勃発でJALの株も更に下がり、その後全ての株が奈落の底に落ちていきました。結局ビルも売れませんでした・・・・・。
全ての株が下がる中で、そのな時でもJALの株は最後にしたくなる魅力が何かあったのでしょうか?株主優待だけでしょうか?JALには常に「復活」すると思わせる何か(多分ナショナルフラッグ的な何か)があったのでしょうか?
急激に下がり続ける保有株を売却して激安ビルを買うというもくろみは失敗に終わりました。

「航空会社」というものは、一見、投資家にとって極めて魅力的に映るようです。
あの世界一の投資家のウォーレン・バフェットも20年以上前、USエアーの投資で大失敗していながら、その後も航空会社への(投資の)興味は時々起きたようで自らを「航空中毒」と言っています。まさか同氏は株主優待を期待して投資したのでは100%ないと思いますが(笑)。
また同氏は、兎に角儲からない航空事業であるが、多くの投資家を惹き付けることについて
「もし資本家がキティーホーク(ライト兄弟が初飛行を成功させた町)に居合わせたら、未来の資本家の為にライト兄弟撃ち落としてくれていたでしょう」
といったジョークも残しています。

米国でも航空業界銘柄は投資家の期待を長きに渡り常に裏切ってきたようです。
今回のJAL破綻においても同社の株主は、全く同じ気持ちではなかったかと思います。「ライト兄弟が成功しなかったら・・・」と。


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