新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

小田急箱根湯本天丼ボンド

先日、小田急線の駅の構内で以下のポスターを見かけました。

小田急箱根ゆけむりボンド」とは面白いネーミングです。
思わずポスターの内容を見てしまいました。
「え〜と利率は・・・」
何と3年もので0.43%です!(社債金額100万円)
ある意味、小田急電鉄が優良企業である証がこの超低金利ではありますが、こんな金利でいったい誰がこの社債を買うのかと率直に疑問をもちました。
100万円預けて年間で(税引き後0.344%となりますので)3,440円です(笑)。
100万円預けて1年間で銀座や箱根湯本で「天丼」を老夫婦二人で食べて終わりです。
言い換えれば「小田急箱根湯本天丼ボンド」です。
ちなみに元本保証の日本振興銀行の3年ものの定期預金の金利はインターネット利用で1.2%、店頭でも1.0%です。
ネット銀行はどうかな?と思いソニー銀行を調べましたら、3年もので0.42%です。
元本保証の銀行の定期預金並みかそれ以下の金利で、(デフォルトする危険性は少ないとはいえ)完全元本保証ではないこの「ゆけむりボンド(社債)」がこの超低金利なのは納得いきませんね(笑)
何かおかしいと思いよくよく調べると、この社債には抽選で小田急電鉄系列のホテルの宿泊券や商品券が当たるくじが付いているとのこと。
1等・2等・3等あわせて1,050名様分が当たるそうです。
要は「天丼+くじ引き付きだと思え」ということなのでしょうか?
こういったおまけ付き社債株主優待で釣る投資商品には全く興味はないですが、150億円もの資金をこの超低金利で引っ張ることができるならば財務としては笑いが止まらないと思います。
(不動産業界からするとうらやましい限りだと思います。)
ちなみに同時期に発売されるオリックス社債は3年もので2.95%です。小田急との格付けの差はもちろん歴然ですが、この金利が安いと思うか高いと思うかは意見が分かれるところだと思います。
(破綻のリスクが相当軽減されたとは言え、この金利も安すぎると個人的には感じます。よって私は買いませんが。)
もしも仮に小田急社債が約5%程度という高金利時代が来たとするとオリックス金利は約7.5%となり、相対的にリートの平均期待配当利回りは10%を超え、実物不動産への期待利回りは12%以上となるのでしょうか。
我々はもう長い間超低金利に慣れてしまっていますが、しかし、ある意味この辺りの金利が正常なレベルなのかもしれません。

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PS.1
私が約25年前、米国に行った時の商業銀行での店頭金利が約8%〜10%であったと思います。
「こんなに金利が高いと貯金した者勝ちだな〜」と思ったのを記憶しています。
しかし、アメリカ人はその後も殆ど貯金をしませんでした。
天丼、いやホテル宿泊券や株主優待を期待して金融商品に投資する国民も不思議ですが、高金利でも全く貯蓄しない米国民もこれまた不思議な国民です・・・。

PS.2
おそらく定期預金だろうが社債だろうが100万円預けても天丼食べて終わり程度の金利故に収益不動産に対する期待が強くなっているのだと感じます。
小田急電鉄社債は元本を棄損するリスクは極めて低いでしょうが、小田急沿線の収益不動産への投資は当然ながらケースバイケースです。
しかしながら、リスクを取ってでもそれなりの(生活の助けになる程度の)果実を得ようとしている方が増えているのは事実だと思います。

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