Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

元、年収億超えのトレーダーとの再会


先日、以前からの知り合いの元外資系金融機関、元トレーダーと久々に一杯やりました。


彼は欧州出身でリーマンショックまで、奥さんが日本人だったこともあり、数年ごとに日本と欧州を行ったり来たりしていました。


私の下手な英語と彼の下手な日本語でのやり取りで、かつ酔った上での話しだったので話し半分で聞いて下さい。


彼はリーマンショックで会社を解雇されるまで毎年約数千万円から多い年には億!を越える年収をもらっていたのですが、現在預金が殆ど無いというのです。



「いったい何に使ったのか?」と聞くと、
「家、旅行、食事」だと言うのです。


まあ、「家」は2カ国を行ったり来たりしていたので同情の余地はあるものの、例えば、旅行などは、夏は約1ヶ月以上休暇を取って、奥さんと二人で約600万円以上使ったと言うのです。
「その他にクリスマス休暇も」と。


「夏のバカンスは、例えばどこへ行ったの?」と聞くと
「メキシコ」と。
「メキシコで600万円も使え切れるの?」
と聞くと、
「お前の知らない欧州人旅行者向けの高級リゾートがあるんだ」と。


「いったい食事は何を食べていたの?」と聞くと
「東京では深夜に毎晩数万円のステーキを食べて、あと高級ワイン・・・」と。


「お前は何故、そんな破滅的なお金の使い方をしてきたのか?」
と聞くと
「分からないが、元々家が貧しかったからか・・・ただ何となく、お金をめいいっぱい使ってしまった」と。


「お前、もう40歳過ぎて、こんなこと言われたくないだろうけど、収入の20%から30%は貯金して運用でもした方が良いぞ」と言いましたら、
「I think so, but I can’t」
ですと。


確かに、それが今更できるのなら、最初からそうしている訳で・・・。


現在の彼は、欧州で普通の銀行員として働いて普通の収入を得ています。

まあ、彼自身は、昔となんら変わることなくhappyな感じでしたが、使ってしまったお金の内30%でも貯金しておけば・・・と。

やはり別れ際、どうにも我慢できず

「Save your money!」

と叫んでしまいました。


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株式会社長谷川不動産経済社

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はじめての不動産投資

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*尚、本書は2009年に出した「お金を生み出す家を買いたい」を加筆、改稿したものです。特に税務関連を大幅に加筆しました。節税の為の法人利用の方法、メリット、デメリットをできるだけ詳しく解説しております。