Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

物事が複雑になり過ぎたと思ったら原点に帰る


これまでなんだかんだと色々な趣味、スポーツをやってきました。
中には流行を追ってどこか無理をしてやってきたものもありました。


しかし、ここに来てもう「あれもこれも」という訳にはいかなくなってきました。
一つは「時間」の問題が大きいと言えます。
つまり再生産できない時間を何に使うか?
このことを真剣に考えると、大して好きでもないことや心の底から快適だと感じ得ないことに時間を使うのは、もうどうかと思うようになってきたのです。


私は、まだアウトドアなんていう言葉が無い時代から「キャンプ」によく行きました。
最初のキャンプは、父親に連れて行かれた暴風雨の中での九十九里浜キャンプでした。もう約40年前のことです。


それ以来、なんだかんだと事あるごとに奥多摩秩父八ヶ岳にキャンプやトレッキング、BBQ等々に出かけました。

特に中学時代は、重い天体望遠や一眼レフカメラ等を担いで山に星を見にも行きました。
但し、機材等の荷物があまりに重く、こういった天体観測+登山の組み合わせは正に「死の行軍」となりました。
人間は長時間歩き続け、疲労がピークを越えると無性に眠くなるもので、「(山では)こんな感じで死ぬのか・・」と思ったものでした。


近年、また近場に軽登山に行く様になりました。


山頂で沸かして飲むコーヒーは本来、酸っぱく苦いはずなのに甘く感じ正に美味です。
疲れた体にはレモンを皮ごとかじっても酸っぱさは無くむしろほのかに甘いのです。
よって坂道をハ〜ハ〜言いながら辿り着いた山頂では、何も食べても普段の数倍美味いのです。



下山後に蕎麦屋等で日本酒一杯を飲んで帰る時には何とも表現できない疲労感と充実感が沸いてきます。


ものごとが複雑になり過ぎたら原点に帰るのが良いと思います。
そして、これは趣味だけでなく、ビジネスや交友関係、はたまた人生においても同じだと感じます。


私にとっての原点とは、やはりこんな一日を郊外の山で過ごすことが、その一つかもしれません。


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