新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

大久保、百人町で行われているヘイトスピーチについて


先日、新宿歌舞伎町の北側の一帯、いわゆる大久保、百人町辺りを訪れ、また新たに街が変貌していることに驚きました。

かつての裏通りのラブホテル街が一見、原宿の竹下通りや裏原宿のように若い人々で賑やっていました。
以前に比べ、ラブホテルの数は激減し、韓国系の飲食店だけでなく化粧品店、アパレル店舗が軒を連ねていました。
そこにはかつてのジメジメした暗さはなく、ただただ街歩きや買い物を楽しむ笑顔がありました。
変われば変わるものです。


このエリアは、東洋でも屈指の大繁華街である「新宿」から徒歩圏ですので外国から観光客も今後は更に増えていくことだと思います。
海外からの旅行者向けのホテルや中期滞在者向けのシェアハウスも増えてきています。
私が、かつてデベロッパーに勤めていた時代に、投資案件として大久保や百人町の案件を頂いても右から左へゴミ箱に捨てていました・・・。
今なら多岐に渡り多くの可能性があると思います。


さて、この街で時折ヘイトスピーチを行う団体のデモ行進が行われることは皆さんもご存知だと思います。
「朝鮮へ帰れ!」とか「朝鮮人は死ね!」といった想像を絶するような言葉が拡声器によって叫ばれているようです。


この約1億3,000万人が住むこの国で彼ら彼女らは少数、つまり極めてマイノリティーなのではないでしょうか。
そのマイノリティーの方々の多く住む、それも彼ら彼女らの子供達も住む街で圧倒的マジョリティーである日本人が(どんな理由があるにせよ)あのような罵声を浴びせることは、我々が子供頃に親や先生達に教わった「絶対やってはいけないこと」、つまり「弱いもの虐め」であり単なる「他者への嫌がらせ」以外のなにものでもないのではないでしょうか。


それも、本来人間が同じ人間に決して発していけない言葉を使っています。
このことも我々が子供の頃に親や先生から厳しく戒められたことではないでしょうか。


かつて我々の先祖の多くが日本を離れ海外へ移住した時代がありました。
その我々の先祖が移住した先で、アメリカやハワイや南米で、例えば仮にLAのリトルトウキョウのような場所で、その移民先の米国民から「日本人は死ね!」、「日本へ帰れ!」と大勢の団体が押し寄せヘイトスピーチがなされたれたらどれほどの悲しい気持ちになったことでしょうか?
もしも私達がその移民の子供や孫だったとして、その場で響き渡る罵声を実際に聞いたとしたら、どれだけのショックを受けたことでしょうか?



http://nikkeijin.densho.org/legacy/index.htm
(日系アメリカ人から転載。1918年、ワシントン州シアトル)


そのことが、どれだけ恐ろしいことであるか・・・。
誰しも想像すれば分かるはずです。




長谷川不動産経済社