Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

どさ回りこそビジネスの根幹


新春、以前勤めていた会社の元同僚との集まりがありました。
私も含め懐かしい8名程が集まりましたが、なんと現在でも当時の会社に勤めている方は一人、独立した者が6名、転職した者が1名でした。
そこでは色々な思いで話しが出ましたが、当然ながら「今、誰が活躍しているか」といった話しが毎度のことながら出ました(笑)。


そこで今回も明らかだったのは、業界で、また他の業界に転職した者も含め、活躍している者、ビジネスで成功している者の殆どがそれなりの年齢、地位になった今でも「どさ回りをいとわない」者だということです。
我々はIT業界ではないので、こういった時に「誰々が凄いアプリを開発し・・・」といった話しは出てこないのですね(笑)


ビジネスと言いましょうか商売において、昔から「商品三分に売り七分」という言葉があります。
どんなビジネスにおいても「製品」や「サービズ」そのものの品質は勿論重要なことですが、やはり結局売れなければどうにもなりません。
やはり「売り」=「営業」が大事な訳です。
これはベンチャーも大企業も重厚長大産業も横文字職業のフリーランスも皆同じです。


「売り」つまり「営業」とは、何でしょうか?
私の拙い経験から考えうるに、「売り」とは、つまるところ「どさ回り的なもの(行動)」であり、別の言葉で表現すれば「地を這うような営業(行動)」だと最近改めて感じます。
こんな表現をすると何やら大げさに感じるでしょうか。


そして、これが、「継続的にできるかどうか」です。


私の周りには研究者といった職業の方が殆どおりません。おおかたが文系の者です。
そうなりますと経営者だろうが部長だろうが自営業者だろうが、やはり何らか「売り」に関わる仕事に従事している者が多いのです。


演歌歌手も紅白に出る年もあれば、選考に漏れる年もある訳です。
選考に漏れた年でも地方を地道に、地を這うようなどさ回りをしていれば、おそらく食べるには困らないはずです。
温泉宿の舞台やスーパーの軒先での営業は辛いでしょうが、ビジネスを継続させて、食べていくということは、結局そういったことなのだと思います。


長谷川不動産経済社