新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

ロックダウンと実家と二地域居住

 これまでも将来食料危機が来るといったことは何度が耳にしたことがありましたが、さてこの日本において本当に来るのだろうかと思っておりました。

私の親などは戦後の食料不足の時代、世田谷から祖父の実家のある岩手県水沢まで親戚を訪ね食料を求めたが、田舎も当時は食料不足で米は分けてもらえず、味噌だけどうにか持ち帰ったという話しを聞いたことがありました。

そして、公式には昭和32年には統計上の餓死者はいなくなったとされているようです。

 

現在、新型コロナウィルスの猛威でイタリアでは1日に800人以上の方が亡くなっているといいます。

今後この日本、特に一番の人口密集地である東京において感染者が増大した場合、非常事態宣言が出される可能性があります。

その場合、外出禁止や東京自体をロックダウンする事態になるかもしれません。

そうなった時、またそうなる直前に皆さんはどうされますか?

当然食料等生活必需品をスーパー等に買いに走るでしょう。

その結果、現在欧州の起きているようにスーパーの棚は空になり、実際の売り場では食料の争奪戦が起こるかもしれません。

このことにより人口密集地に住む我々は一時的な食料危機に戦後初めて直面することになるかもしれません。そして、それは一時的といえども相当な「恐怖」となるわけです。なんせほとんどの者にとって生まれて初めての体験なのですから。

 

そうなった時(またはそうなる前に)もしも皆さんに一時身を寄せる地方=故郷=田舎があったならばこんなに心強いことはないのではないでしょうか。

更には、自由業と申しますかテレワークが可能な職業であれば、ロックダウン前にさっさと地方に脱出すれば、おそらく何ら食料における不自由や行動における不自由はなくなるでしょう。

 

f:id:digicon:20180403111612j:plain

 

私は仕事柄、よく地方に参りますが、その土地が田舎であればあるほど、米も味噌も醤油も自給自足している方が多いのです。

自分の家で耕作していなくとも隣近所や親戚が米や野菜や果物を作っているといったケースはよくあることです。

 

今後もこういった得体の知れない新種のウィルス感染の流行は、珍しいことではなくなるということが科学者の間における通説のようです。

 

そうであるならば、都心に住む方が田舎にもう一つの「拠点」をもつことが大いに再評価される時代がきているのかも知れません。

つまりこれからの不確実性の高い世界を「生き延びる」という観点においてもう一つの拠点を持つことが色々な意味でのリスクヘッジになると。

(この不確実性はウィルスだけでなく異常気象や天変地変も同様です)

また、田舎に実家がない方も多いと思いますが、そういった方が敢えて地方に「第二の拠点」を作ることも大いに一考に値すると思います。

 

こんな形で二地域居住の優位性が再評価される時が来るとは誰も想像していなかったと思います。

 

同じことがテレワークにも言えるのではないでしょうか?

今や多くの経営者が

「社員全員が毎日出社する必要はないのではないか?」ということに気が付いたと思います。

少なくとも、リアルな経済活動においてこちらの方が急激に広まっていくと感じます。

そうなりますと、また新しい需要が創造されることになりますが、鉄道会社と貸しビル業にとっては大きな打撃となるかもしれません。

 

今回のコロナショックがこれまでの常識を何かを大きく変えようとしているように感じます。

 

長谷川不動産経済社

 

新刊「不動産2.0」発売中

Amazon → http://u0u1.net/v6bg