新東京邂逅記〜出会いこそが全て〜

人、書籍、不動産、投資、金融、経済、歴史、語学、リベラルアーツとの出会いをここに記す。

どの道を行くのが良いのか〜ハイリスク・ローリターンの話し〜

先日、車を運転していてある事に気がつきました。

以前のナビは、目的地まで行く道を幹線道路中心に指し示していました。

裏道的な細い道はあえてなのか避けていました。

それがもどかしい時もありました。

 

現在のナビは、その正に最短の裏道を選択してきます。

住宅街の一方通行の道や、すれちがうのが難しい道を最短距離故で選択してきます。

しかし、私は思いました。こういった住宅街を通りかつ信号機の無い交差点を数多く通過する道を通ることで、人身事故や対物事故の可能性が格段に増していることに。

こちらが急いでいる場合ならば、尚更リスクが増す事になります。

交通事故の70%は交差点周辺で起きているといった事実があるのです。

 

どの道を行くのか、ビジネスでは裏道を行くことが良しとされることもあるでしょう。

しかし、投資行為ではいかがなものでしょうか?

 

私は先日から、ナビの地図を見ながら、ナビの指示には従わず、幹線道路を行くようにしました。

この選択でも目的地への到達時間はせいぜい数分の違いです。

ナビの指示に従えば、リスクとリターンを考えた時、これは明らかにバランスが取れていないと感じました。

 

一般的な投資行為の原則として、リスクとリターンは等価の場合が殆どです。

上記の件は、ハイリスク・ローリターンの分かり易い事例だと思います。

 

また、昨今特にSNS等でローリスク・ハイリターンをうたう投資サービス、または投資情報があまた見受けられます。

しかし、そんなものは世の中には存在しません。

「間違いなく、儲かる」「(今時有り得ない)高い利回りで元本保証!」「放っておくだけで自動的に儲かる」

そんなものがあったら皆が皆お金持ちになってしまいます。

東京競馬場にいる数万人の観客の馬券が全部当たるなんてことがないのと全く同じです。

投資とはそんな簡単なものではない事だけは事実です。

しかし、これに騙される方が非常に多い。

 

とにもかくにも、普段の行動や投資行為、ビジネスの現場でもどの道を行くのが良いのか、この一つ一つの選択の連続が結果を決めていくのは事実だと思われます。

 

「不動産問題解決会社」

提供: 長谷川不動産経済社