先日、新聞を見ていると、あの為替の投機王ジョージ・ソロス氏の
インタビュー記事が出ていました。
彼の個人資産は約１兆円で、現在ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフ
ェット氏同様に慈善家として年間約４億ドルの寄付を行っており、
その総額は４０億ドルに達しているとのことでした。
ブタペスト生まれのユダヤ人であり、投機家であり、為替王、
冒険投資家ジム・ロジャーズと組んだクォンタム・ファンドは
あまりにも有名です。
現在は、思想家で慈善家であり、政治信条は反ブッシュで・・と、
正に複雑な経歴な方ですが、一つ個人的に目に留まったのが、
「ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業」という学歴で
した。
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この大学の名前を見て思い出したのが、ローリング・ストーンズの
ミック・ジャガーです。
ミック・ジャガーは、同大学「中退」なのですが、調べてみますと
この大学のレベルはタイムズの評価で世界ランキングで毎年11位前
後、全ヨーロッパでは4位というとてつもない名門校のようです。
これまでノーベル賞受賞者を13人輩出しているとのこと。
ちなみにジョン・F・ケネディもこの大学の卒業生です。
ビートルズとストーンズがデビューした当時、両グループはよく
比較されたようで、外見からか「ビートルズはカワイイ子達」で
「ストーンズは不良」というの触れ込みだったようですが、
これは、実は全く逆だったというのはファンにはよく知られた
事実です。
（ビートルズのメンバーは殆ど高校中退か高卒）
ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスは、日本で言えば
どこに当るのでしょうか？しいて言えば一橋大学でしょうかね。
ビートルズはデビューして10年もしないで解散しましたが、
ストーンズは、未だに現役活動中です。
これまで、ストーズとして稼いだ金額は、売上ベースで言えば、
数千億円にはなるのではないでしょうか。
驚くことに約もう40年以上続いているグループです。
以前、ストーンズは、
「仲間割れせずに（解散しないで）続けてこれた秘訣は？」
と聞かれ、
「稼いだお金を人数で均等に分けることだ！」
とミックだかキース・リチャードだかが言っていたことをよく
覚えています。
この言葉は個人的に強く印象に残っています。
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我々の業界も、もちろん他の業界も、仲良くビジネス始めた数人が、
ほんの数年後には空中分解して喧嘩別れしてしまうということは、
本当によくあることです。
（沢山この目で見てきました・・・。）
ですので、私は、儲かった時、逆に儲からない時、両方を想定して、
利益や損失どう配分するかを最初から決めないといけないと個人的
には常に思ってきました。
特に、親しい間柄だからこそ「お金のことは、しっかり決めておく」
というのが、ビジネスを長く続けていく上での鉄則だと思います。
お金のことなんかで昔からの友人や仲間と気まずい状況になって
別れてしまうことは悲しいことです。
「スートーンズ」を一つのビジネスとするならば、やはりミックも
「持続する」とう点と「売上を上げ続ける（売れ続ける）」という
2点において、グローバル企業の社長並みに評価されてもよいのかも
しれません。
流石、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス中退ということ
なのでしょうか（笑）。
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ところで、
多摩のロンドン・スクール・オブ・エコノミックスである一橋大学
には、私も思い出があります。
高校1年生の進路指導で担任の先生が、
「長谷川君は、文系科目が得意なようなので、ぜひヒトツバシに
行って下さい」
と確かに言われ母親は歓喜し舞い上っておりました。
しかし、2年後の高校3年生と時には「ヒトツバシ」の「ヒ」の字も出ず、
「長谷川君はどこに就職するの？」と担任に言われ、
「あのヒトツバシの話しはどこにいったの？」と
母親は悲しみに沈み途方に暮れていました。
そう考えますとミック・ジャガーは、日本で言えば、東工大を出た
小田和正や、東大を出た小椋桂と比べても色々な意味で、恐ろしい程
相当凄いということになるのですね。
