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黒人の大統領が誕生する?国と旧態依然とした日本

もしかしたら、黒人の大統領が誕生するかもしれません。

米大統領選の本格スタートとなるアイオワ州の民主、共和両党の党員集会が3日、州内約1800カ所で開かれた。両党の集計によると、民主党ではオバマ上院議員(46)、共和党ではハッカビーアーカンソー州知事(52)がそれぞれトップとなり、勝利することが確実となった。民主党の先頭走者だったヒラリー・クリントン上院議員(60)には痛手となりそうだ。
 米史上初のアフリカ系(黒人)大統領をめざすオバマ氏は支持者を前に「我々は恐怖の代わりに変化を選びつつある。米国に変化が訪れる」と語った。オバマ氏は不人気のブッシュ政権からの「変化」を強調し、若者を中心に支持を集めて夏の指名獲得に向けた初戦を制した。保守とリベラルに分裂したとされる米国の「統合」を訴え、9・11後の閉塞感(へいそくかん)にあえぐ米国民にアピールした。イラク戦争に開戦当初から反対した一貫した姿勢も評価を受けた。(朝日新聞

アメリカというのは、実に不思議な国です。
未だマイノリティーであり現実として差別の対象になっている黒人候補を大多数の白人が支持するなんてことが起こるとは。

19歳の時初めてアメリカへ行った時、バス停で待っていると、近所の少年達に差別的なことを言われ、自分の周りをぐるぐる自転車で回られました。しかし、そんな時、必ず、「おい!」と悪ガキどもを叱り私に謝らせる白人の大人が出てきました。
当時、日本人(アジア人)に対する差別は現実的に沢山ありましたが、黒人に対するものは、西海岸でも更に露骨で根深いものでした。
オバマ候補は、きっと頭脳明晰、かつ立派な人柄、更に若さと清潔感のある外見をもっているのは私でも良く分ります。しかし、黒人である彼を、大多数の白人が支持するとは、全く想像できませんでした。
アメリカは、不思議と有る程度の自浄能力のある国です。
ベトナム戦争であれだけ長期にかつ執拗に多くの戦死者を双方に出しておきながら、終戦後、「あれは誤りだった」と素直に認め、謝罪する不思議な国です。
アメリカは何時もそうです。
「やり過ぎて、その後反省して、謝って大きく軌道修正する」
この繰り返しではないでしょうか。
ブッシュが進めた振り子が振れ過ぎた時、それを正すのが、黒人であっても許容できる国。
やはりアメリカという国は不思議です。
それに比べ、日本の自浄作用は無いのでしょうか?
未だに自民党が合いも変わらず政権をもう何十年も担っている。
とっくに金属疲労してしまっているのに大多数の人間は変えようとしない。
自分の省益だけを守りたい木っ端役人ばかりの官僚の統治も戦前から
何も変わらない。
もしも。日本のこの三流の政治や政府を、極めて優秀な(帰化した)
在日韓国人3世辺りの革命しようという方出てきたら、
多くの日本人は支持するだろうか?
いや、難しいのではないでしょう。
(2チャンネル辺りで罵詈雑言が大爆発するのがおちでしょう)
どちらの政党がより補助金が多く支給してくれるか?
公共事業や補助金制度が復活するのか?といったことのみに
注目する選挙民と普段は、芸能人ネタや偽装ネタしか目に入らない
人々には、
この国の長期的な将来を真剣に誰に託すかなんて考えも
及ばないのでしょうか。
それとも、オバマ氏の様な役者がいないのがいけないのでしょうか?
「諦めの日本」ということでしょうか。
私は、今のアメリカという国は大嫌いですが、
国民に自浄作用があるだけまだましで羨ましいです。
日本は・・・・。
よって、私は、日本のお父さんであり、宗主国であるアメリカで、
大きな変化が起こることを期待してやみません。
頑張れ、オバマ候補!
(後、暗殺されないかは、本当に心配です。そういう意味では
アメリカは病んだ怖い国でもありのも事実です。)