日経平均が15年ぶりに2万円を超えました。
おめでとうございます。
都心部のマンションや土地も高値での取引が続いているようです。
先日ある会合で出た話題で
「自分が10年以上前に購入した武蔵小杉のマンションが坪単価180万円程度だったが今売れば@300万円を超えるかもしれない」というものでした。
周りからは「一度売ったらよいのに!」と無責任な声も飛びましたが、売った後にどうするのかは難しい問題です。
確かに武蔵小杉の変貌ぶりと申しますか、人気と価格の高騰には驚かされます。
(そういった影響か、川崎市の人口が京都市の人口を超えたそうです。先日この話題についてニッポン放送のラジオ番組から電話インタビューを受けました・・)
さて、今後も株及び不動産はどこまで上昇していくのでしょうか。
私には正直分かりません。
今回はまだまだバブルと言えないという声も聞こえます。
しかし、
「そろそろ売り時では?」
という声も出て来ています。
しかし「売った後そのお金をどうするか?」
実はこの選択がけっこう難しいのです。
ちなみに20年以上前のバブル崩壊の時は、異常な高値で都心の不動産売った方がそのお金で更に(郊外等の)不動産を購入した方(又は法人)の多くが結局大きな損失を出すことになりました。
株を売ったお金で不動産を買った方も同じです。
高値で売っても次の買い物をまた高値で買っては・・・・・ということです。
当時、単純に資産の移転(アセットアロケーション)に成功した方は
「不動産や株を高値で売って、しばらくは何も買わないで現金で保有していた方」です。
実は、更に資産を増やした方は、
「(日本の)不動産や株式を高値で売って、そのお金で米国株を買った方」なのですが、少なくとも私の周りにはそういった方は一人見当たりませんでした。
さて今回はどこまで行くのでしょうか?
そしてどのレベルが売却のタイミングなのでしょうか?
そして次の一手はどうすべきなのでしょうか?
どれも難しい選択ですが、実は「次の一手」の選択が一番難しいと思います。
何故なら、それは
「自らの成功体験に対する冷静な評価」
と
「自らの欲との戦い」
となるからです。
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