ここ数日、3.11直後の事を何度も思い出しています。
人の歩いていない都心の風景。
リーマンショックの頃とも比べてみました。
不動産バブル崩壊の時とも比べみました。
アメリカ人の方は9.11と比べている方が多いようです。
私は、やはり3.11直後の頃と比べて「今」をみて「今後」のことを考えています。
あの時の虚脱感、そのなんとも言えぬ虚脱感は震災後6ヶ月以上も続きました。
私の周りの業界の人間も「あの時は、夏ぐらいまで何かぼーとして仕事も何もやる気が起きなかった」と言う者が多かったです。
私も同じだったように思います。
今回も、既に実態経済に様々な影響を及しています。
特に飲食業や宿泊等の観光事業は非常に厳しい状況です。
しかし、あの3.11の時の
「果たしてこの日本がこの震災から何年経ったら立ち直ることができるのだろうか?」
といったある種の絶望感を思い出しています。
そして、その後の日本の回復を比べ今回の状況に照らし合わせています。
所詮、個々人ができることは限られます。
先ずは自らが感染しないように細心の注意を払うべきでしょう。
また、既に感染しているかもしれないというリスクを踏まえ出歩く時はやはり細心の注意を払うことが必要でしょう。
そして次に、自らの知り合い、贔屓にしているお店や宿に(自らのリスクで)できるだけ赴くことではないでしょうか。
所で、私の世代は良くも悪くも「バブル世代」と言われてきました。
(私自身はバブル世代ではなく、『バブル処理世代』だと何時も言っているのですが・・・)
そんな我々がウーバーを利用し、家に引き篭ってばかりで良いのでしょうか。やはりこんな時こそ『バブル処理世代』として消費を引っ張る必要があると思います。
地球が自転を続ける限り、必ず夜は開けるはずです。
「新刊 不動産2.0」