新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

バルクからチェリー・ピックへ

最近弊社へ持ち込まれる案件に明らかに変化が
出てきました。
「転売益を得るための物件の売却」から「処理?」
へと移行していると感じます。
つまり、以前は、数物件から、数十物件をバルクで
(いっぱ一絡げで)売却するという形に不動産会社
固執していました。
しかし、最近では、チェリー・ピック
(サクランボを摘む様に一つ一つ選んで)
してくださいという本来の形に大きく変化してきました。

これまで不動産ファンドや不動産流動化事業会社は、
バルクで複数物件を買って数年でまたバルクで売って
ということを繰り返して利益を得てきた訳です。

しかし、それが、現状のマーケットでは、難しくなって
きています。
不動産が右肩上がりの時には、多少難有りの物件も
一部の優良な物件と一緒に買うことで、
(優良な物件での利益で)他の物件の簿価を上回る
ことができたものでした。
かつ、難有りの物件もそれなりの価格で売却できました。
しかし、今は、そのようなリスクを取れる企業は
殆ど無くなっています。
優良な物件の売却にも苦労するようになりました。
(まして、難有りの物件は、殆ど動きません)
主な原因は、不動産が下落基調なことと、
銀行の不動産ファンドや流動化企業への融資が止まった
からです。
元来個人投資家は、バルクで不動産を購入することは
できなかった訳ですから、
この「チェリーピックの時代」は、良いチャンスと
捉えることができると思います。
多くの選択肢から、自分の嗜好に合った、優良な
物件を選ぶ、つまりチェリー・ピックができるのです。
そういった意味においては、弊社のお客様や
不動産投資顧問先も動きがこの春以降さらに活発に
なってきました。
長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)