新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

ああ、創建ホームズ

昨夜、西多摩の友人を訪ね、その後22時ごろ、帰宅し、
PCを開くと下記のニュースが目に
飛び込んできました。
また、新興不動産企業の民事再生申請です。
以下日経からの記事です。

創建ホームズ民事再生法の適用申請 負債総額338億円
 戸建て住宅事業を手がける創建ホームズは26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請し、受理されたと発表した。負債総額は338億円。住宅需要の落ち込みで業績が低迷。全従業員の4割を削減するなどして経営の立て直しを目指したが、金融機関の融資姿勢が厳しくなったことが響き、資金繰りが行き詰まった。

残念ながら、同様の戸建て業者の破綻は続くと思われます。
何も創建ホームズだけが乱脈経営していたわけではありません。
この企業の創業の地は「杉並区荻窪」です。
よって、この企業はいわゆる東京の城西エリアを得意としていました。
他社より少し高いが、高品質の住宅をしっかり提供していたという
印象をもっています。
破綻の直接の原因は、その得意とした城西エリアでの高値での
土地の仕入れと、その後に相場が崩れ売却ができなくなった
ことです。
中央線の杉並エリアでは、去年の販売価格は、土地の坪単価300万円を
超えていました。
更に武蔵野市吉祥寺駅周辺では坪単価400万円をも超えていました。
このエリアは第1種低層住居専用地域が多いので、まともな戸建てを
造ろうと計画すれば、ある程度の土地面積が必要です。
おおよそ100㎡以上は必要になってきます。
仮に30坪でとしても坪300万円では、土地だけで9000万円です。
これでは、どんな高級取りであっても一般の者には、もう
到底手が届きません・・・。
一般的にローンのシュミレーションをして頂くと分るのでですが、
頭金10%程度入れるにしても、夫婦共働きで、
ご主人が年収1500万円、奥様800万円という高級取り同士
の夫婦でも価格が7000万円を超えると共有で買ったとしても
返済計画は非常に難しくなってきます。
よって、ここ数年のこのエリアの戸建てを購入した方は、
皆さん、親御さんから莫大な援助を受けていた方が多かった
というのが実情でした。
そういった特殊な方々に(短い間ですが)高い販売価格が支
えられてきたのです。
しかし、長くはもちませんでした。
城西と言えば、東京でも人気エリアです。
この人気エリア故に、土地価格をここ数年急上昇し、
急上昇した故に、誰も買えなくなった・・・
というのが実情です。
土地価格だけで7000万円を超えるような高額物件を保有
している上場戸建て業者まだ多く存在します・・・。
戸建ての方がマンションに比べ、絶対価格が高い分、
それだけ売りにくく、同時に在庫が掃けないといった現状が
ございます。
今後も、この状況は続くでしょう。
人気エリア故に、ある程度まで価格が下がってくれば、
売買はまとまります。
その更なる大幅な下落、その「ダムの決壊」の引き金を
創建ホームズは引いたことになるのかもしれません。
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PS.
創建ホームズにも私の個人的な知り合いがいます。
以前、彼とは、百年に一度といわれる「しし座流星雨」
八ヶ岳に見にいったことがあります。
深夜、凍えるような寒い山麓で、雨の様に降る無数の
流れ星を見ました。

彼も私も、生まれて初めて「宇宙を体感しました」
この感覚は、あの「流星雨」を見た人間にしかわからないと
思います。
Y!あれは、実に凄かったね!
帰りの中央高速を走る車の中からも、
フロントガラス越しに
沢山の流れ星を見たよな・・・・。
落ち着いたら、また皆で飲みましょう。
長谷川高(デジタル不動産コンサルタントLTD.)