新東京邂逅記 by 長谷川高

厳しい時代を生き抜く為の資産防衛と不動産戦略

金融庁長官、遠藤俊英氏による講演を聴いてまいりました。

先日、金融庁長官、遠藤俊英氏による対談形式の講演を聴いてまいりました。

 

 

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メガバンク、地銀の現状については共に厳しいご見解でした。色々な意味で大変勉強になりました。


以下、ご参考までに超要約いたしますと。

 

***

 

メガバンクは世界で戦っていけるか?)


人材はいるが、何か新しいことをやっていかないとむずかしいだろう。各メガのトップと何度も会ってきたが、どうも巨大過ぎ、偉い人が多過ぎる。それが災いしてか結局何時も全てが抽象論ばかりになってしまう。現場を見て意見を吸い上げて具体的に何かをしようと言ったことが難しい組織になってしまっているように感じる。

 

(地銀の将来は?)


一言で言えば地銀は動きが鈍い。新しいことをやるのが難しいのは分かっているが、今すぐやるべきことである支店の統廃合でも中期計画などに入っていて、今年どこを統廃合しようと言った答えが返ってこない。全てが遅い。
地銀同士の統合は、全く何ら問題解決にならない。時間稼ぎにしかならない。
株主配当ばかりを経営者は気にしていて、せっかくの虎の子である有価証券を売却して捻出した利益を新しい業務や地域にその利益を回そうという意識がない。他行横並びの配当の有り無しといった評判ばかりを気にしている。
これでは上場している意味があるのか?と感じる銀行も多い。今回の東証改革(一部上場企業の上場基準の変更)はそういった銀行の姿勢を変えていく一つになるかもしれない。
まずは、兎に角、自ら一歩を踏み出すべきだ。

 

(世界から見た邦銀の強みは?)


・ ・・・・(しばし無言)、アジアに近いということか・・・・アジアに出て行きやすいということか・・・。

 

(中国・アジアは?)


私はこの約1年で4回訪問したが、中国はもう立派な経済大国になったのに、行く度に偉い方がたくさん出て来て、兎に角熱心に質問をしてくる。「日本はどうやって不動産バブルを抑えたのか?その方法を教えて欲しい」と何度も聞かれたので「いやいや、我々は、それに失敗した。」と答えても予定を何時間もオーバーして質問してくる熱意と意欲が凄い。

 

以上、超訳です。その他、フィンテックブロックチェーン、庁内の組織に関する言及もございましたが、フィンテックブロックチェーンについては庁内でもチームを作り研究中し情報を共有しているが、まだどうなるか分からないものだとの事でした。

 

 長谷川不動産経済社


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