Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

吸収合併

最近、不動産会社の吸収合併(又は実質子会社化)が続きますね。
扶桑レクセルを大京が、その大京オリックスが、藤和不動産三菱地所が、ジョイントコーポレーションをオリックスが・・・・・・まだまだ続きそうです。

吸収合併された方は、やはり大きな不安が付きまとうのでしょうかね。

私も小学生時代にいきなり吸収合併されたことがありました(笑)。
小学校低学年の時、私は野球が好きですが下手な子供でして、練習してもなかなか上達しませんでした。
楽天の岩隈投手を輩出した私の地元は今も昔も非常に野球が盛んでして、一つの小学校に五つも六つも野球チームがありました。
「野球ができない男は男じゃない」といった風潮を子供ながらに感じて育ちました。
しかし、私は、どんなに練習しても通っていた学校の最も弱いチームでどうにか試合に出してもらえる程度でした。
この自分の状況には、相当悩みました。毎晩寝る前に「なんで俺は野球が上手くなれないのだとう・・・何故、皆から下手くそと言われ続けるのだろう・・・・」と。
学年が進むにつれて、徐々に少しだけ上のチームに移っていったのですが、私が憧れるナンバーワンの野球チームからは、一度もかつ全くお声がかかりませんでした。
(そのチームに入るには、チームの監督さんから声がかかるのを延々待つしか方法がありませんでした。声がかかった後に実践の試験を受け、その能力をテストされ、一部の合格者のみがそのクラブチームへの参加が許されるというものでした。)
しかしながら、小学校4年生の初めにある大事件が起こりました。
私が属していた野球チームの監督とそのナンバーワンチームの監督が話し合いの末、何故か突然合併、いや我々が吸収合併されることになったのです。
メンバーの過半は、「なんでなんだ!?せっかく、ここまで頑張ってチームを強くしたのに」とチーム自体が無くなってしまうことに不満を漏らす者もいました。
しかし、私は、不謹慎ながら内心歓喜していました。
「やっと1年生から夢にまで見たあのユニホームを着ることができるのか!!補欠の補欠でも良い、とにかくあのマークを野球帽に付けて毎日歩けるのだ!!」と。
もちろんこの吸収合併はすんなりとは行かず、チームメイトの何人かが辞めていきました。
我々の従来の監督さんも数ヶ月後にはチームを去っていってしまいました。
今思えばその伝統チームは当時の4年生だけ何故か選手層が薄く、それを補うために我々を合併したのだと思います。
合併後、私にも当然ながら試練の時が続きました。なかなか、レギュラーにはなれず、練習試合でさえも出場の機会が全くありませんでした。
しかし、これまた不思議なことに、ある試合で、ある選手に代わって試合途中で「サードを守れ」と急に守備交代を命じられました。そしてその試合以降、常時サードを守るようになりました。
6年生になった時は、これまた不思議なことに監督からキャプテンになるように言われ、自分でも驚き、情けなくも一度は辞退したものでした・・・・・。
しかし、この出来事が私の人格まで変えてしまったと今でも思います。
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会社と会社の合併はもちろんそんな甘いものではないと思います。
しかし、私は、サラリーマンも結局は一人一人が個人商店であると思いますし、これからの時代は尚更、自ら努力を続け、結果を残せば、「出自は問われない」ものだと思います。
いや逆に「出自を問うような会社」なら、さっさと辞めたほうが良いかもしれません。
何故ならそんなことに拘る前時代的な企業ではおそらく将来が無いからです。
私個人としては、先の「吸収合併」は大げさに言えば、自分の人生を大きく変えてくれた出来事でした。
そうなったら、そうなったで、思考は楽観的に、後はひたすら努力に努力を重ねるしかないのだと思います。
人事を尽くして天命を待つ。結局これしかないのではないかと。

PS.
前述の私が所属していたクラブチーム、実はまだ地元に残っているのです。
監督さんは替わっていますが。未だにあるのです。
僕が着ていたユニフォームと同じデザインのものを着て小学生が野球を続けてくれているのです。
WBCの時、楽天の岩隈投手が私と同じ地元出身と聞いて、「もしや私と同じチームか!?」と調べてみましたら残念ながら違うチームでした(笑)。
そこまでは望みません(笑)
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