Japan Far East Real Estate

Hasegawa Real Estate and Economy, Inc.

コラム・エッセイ

黒糖ミルク珈琲とCIAからの手数料

恥ずかしながら、去年の夏からコーヒーを飲めるようになりました。 コーヒーのあの香りはこれまでも好きだったのですが、どうもあの味がそれほど美味しいと思えませんでした。 きっかけはあの甘い甘い黒糖ミルク珈琲でした。 現在、飲めるといっても、スタバ…

第1回アジア弾丸紀行 by 長谷部裕樹

はじめに 今回から私が公私共にお世話になっている長谷部裕樹氏によるアジア弾丸紀行を掲載させて頂きます。 長谷部氏は東北大学卒業後、リクルート→リクルートコスモスを経て現在は外国人・留学生に特化した人材紹介会社「オリジネーター」代表です。 大学…

赤坂烈風・熱風記

さて蒸し暑い日が続いています。 朝、8時、セガフレードにて。 最近不動産についてあまり触れていないので時には 「マーケット市況」 総論、不動産売れているようです。とは言っても マンション、戸建て「用地」→極めて活況、超加熱状態 投資物件(特にレジ…

セカチューと村上春樹

私の悪い癖の一つに「ぱっと見で判断してしまう」ということがあります。 本来、何にでも好奇心は旺盛なのですが、 「これは、僕には向かないな〜」といった印象をもってしまうと、それがどんなに流行っていてもトライしてみないのです。 実際に、この悪い「…

中国不動産バブルに対する処方箋

中国のメディア企業が、本業が頭打ちの為、盛んに新規事業や不動産投資をしていると(先日の日経)。 こういった中国の不動産関連の記事を読むと20年前の日本のバブルを思い出す。当時ある案件で登記簿謄本をあげてみたら関西の新聞社の名前が出てきて驚いた…

人知を尽くした後の直感

最近、結局は「感」なのかと感じる時が多々あります。 ここは進むべきか、撤退すべきか お取り引きを始めるべきか、辞めるべきか 投資行為であれば、買うべきかやめるべきか 最近では、多くの方がアベノミクスで急上昇した株式やリート、はたまた実物不動産…

リクルートがかつて全国の不動産へ投資した理由

先日、リクルートの創業者、江副浩正氏が亡くなられた。 稀代のベンチャー起業家であった思う。 私は今回初めて知ったが世間では「東大が生んだ戦後最大の起業家」と言われていたようだ。 この江副さん(リクルート関係の人は部長も社長も皆「さん付け」で呼…

これからバブル相場になると起きそうなこと

今日、日経平均が1日で400円以上上昇し、1万1,500円直前まで来ました。日銀総裁の辞める時期が早まり、円安も進み・・・さて今後どこまでいくのでしょうか。少し早過ぎる話しですが、期待も込めて(笑)「これからバブル相場になると起こりそうなこと」を考…

元ベンチャーの雄、板倉雄一郎氏の「社長復活」ではなく「社長復讐」

今からちょうど1年前、私はペニンシュラホテルのお料理屋さんで、旧A銀行の元会長Bさんと食事をしていました。 かつてBさん主催の金融経済に関する勉強会に長らく参加させて頂いたこともあり、私にとってBさんは所謂「先生」なのです。 その日は慰労のつも…

元女子アナだけでない、「好事魔多し」は投資もビジネスもスポーツも皆同じ

「全てのものはサイクルを描く」これは私が40歳を過ぎてからよく使っている言葉です。又は信条とも言えます。 子供の頃から「凄く良いことがあったら必ず次はよくないことが起きる。何故なのだろう?」と何時も思っていました。 (他人も自分と同じ感覚をも…

香港任侠映画に見る中国ビジネスのリスク

私が大学生から社会人成り立ての頃、今で言うと「社会起業家」というのでしょうか・・「アジア留学生ネットワーク」なる団体の事務局をしていたことがあります。 各地の留学生会館にポスターを張って日本の大学や大学院に通う留学生を募集し、彼ら彼女らを各…

つくば学園都市は日本経済と共に発展しそして衰退するのか!?

先日、お客様の調査依頼でつくば市を訪れた。 秋葉原駅からつくばエキスプレスに乗って約1時間で到着する。 駅前にスタバがあり、ダークスーツを着たビジネスマンが打ち合わせをしていた。実に国際色豊かである。町並みも美しい。 緑の芝生の上に多くの大企…

トヨタ・レクサスはこうすれば必ず売れる

私はもう10年ドイツ車に乗っているが、中古で買ったその価格は驚く程安い。 しかし、故障が多いのが悩みの種です。 特に以前乗っていたドイツ車は、修理工場へ車をもって行くこと自体に疲れてしまう程壊れました。 新車で外車を買っている方からは、「古い中…

野球の思い出

私が小学生の時、憧れた少年野球チームには簡単に入れなかった。 そのチームに入りたい者はたくさんいた。しかし、入るには監督さんから「お声」がかかるまでただ待つのみといった入部システムだった。 監督さんは少年野球の試合を時々見に来て、試合が終わ…

一般的投資と経営手法の誤り〜我々は大企業の経営者でも資産家でもない

日本の殆どの会社は中小企業です。いや零細企業でしょう。弊社もそうです。不況になると、生真面目な日本人はより懸命に資格を取ったり勉強を始めたりするようです。 勉強の最も手っ取り早い方法はおそらく読書でしょう。 ビジネス街に近い丸善や八重洲ブッ…

基本の基本

今年も1年が過ぎるのが早い。 早くも10月に突入してしまった。毎年毎年だんだんと1年間が短くなっていくように感じる。 今年の前半は幸いにもよく地方都市に講師として呼んで頂いた。 夏のある日、九州のある田舎町でいわゆる「喫茶店」に入った。 そこ…

不景気が続く訳〜この20年で日本は「ツマラナイ遊園地」となった

日本のバブル絶頂の頃、日本に駐在している米国人へのインタビュー記事でこんなコメントを覚えている。「東京はディズニーランドみたいだ。毎日がエキサイティングで楽しい。しかし、全部のアトラクションを一度回ってしまうと飽きてしまうのも同じだ。よっ…

商売の基本を京都商人に学ぶ

仕事で京都に来ています。昨夜着きましたが、思ったより暑くないのでほっとしております。 (夕暮れの鴨川にて一服) 京都や京都の方とは数年前から縁があって度々訪れています。特に京都でお店を経営している方からは商人としての基本を学ぶ機会が多くあり…

おごってもらうことへの恐怖

私は、取引先だろうが上司だろうが先輩だろうが食事やお酒をおごってもらうのが未だに苦手です。 つまり接待を受けるのが苦手です。 面倒臭いというのが一番ですが、学生時代の非常に嫌な経験が未だに忘れられないというのが本音です。 私は、大学生時代、塾…

時代が変わった

今週は、対談1本と講演が2本。その内、一つが福岡ですから常に移動している感じです。 今は大阪におります。 昨日の秋葉原で行った講演でも話したのですが、最近「時代が変わった」と強く思うことがありました。 これは不動産業界だけでなく、全体としてで…

40歳超えたら自分の体に投資しろ

あれは、リーマンショックの前でしょうか、まだ日本の不動産業界がミニバブルで活況だった頃のことです。お知り合いからのご紹介で、銀座のビルのオーナーと知り合いました。銀座の一等地に建つビルの売却の依頼だったのですが、老朽化が激しく、建て替えの…

葉山からの手紙2

【体験することの重要性】 最近、ネットや書籍、雑誌の中でよく見受けられるのが(ビジネスや人生における)「小手先のこと」や「思考の遊び」的なものです。 小手先のことや思考の遊びは、すぐにできるし、お金もかからない、 何より手軽ですから流行るので…

葉山からの手紙

ここ数日、台風が近づいていましたが、葉山に来ています。 早朝の海岸 台風が過ぎた後故、波も高く、風も強い 何時もお世話になっているヨットクラブ、ディンギーは無事に格納されていました。 嵐が来る前日、バス停小屋の窓越しに見える森戸の海 思う所あっ…

「人生におけるリスク管理」ツイていないのではなく人を危めるリスクが高いだけ

今から数年前のことですが、2年連続かつその間に3回も(二日間の)交通違反者講習に通ったことがありました。駐車違反、ユーターン禁止違反、車線変更違反、スピード違反・・。飲酒以外の軽微な違反の累積だったものの自分でも、この事態にはほとほと呆れ…

みることができないと思っていた三つの天文現象

私が天文少年だったころ、自分が生きている間に見ることができないと思っていた天文現象が三つあった。 1)肉眼でみれる大彗星の出現2)流星雨3)日本にいながらの金環食又は皆既日食 2001年しし座流星群ギャラリー(2)より転載]Takuya Ohkawa氏撮影 し…

昔からノマド的な生活を実践する人は常に世の憧れだった。

私は、20代のころ狭いワンルームマンションや会社の寮で日々もんもんとしていたのだが、少ない楽しみの一つが「週刊文春」を読むことだった。 当時(今も実は連載してるが)連載されていた椎名誠さんや伊集院静さんのエッセイのファンで週に1回文春を読むの…

運は意外と遠くから運ばれる

私の起業してからの月日を思い浮かべると、多くの人に助けて頂いたのは紛れもない事実です。 しかし、その一人一人が元来非常に親しかった人かと言えば、そうでもないのが何とも不思議です。 サラリーマン時代、同じ会社に勤めてはいたけれど、同じ部署にな…

他者を見る目の変化

最近、32歳で独立した当時から比べると自分の「他者を見る目」が変わったと感じます。 以前であったら興味を示せなかった人に興味が湧くようになりました。 誰でも、その時々の旬な有名な人、著名の人には興味というか目がいくと思います。 その時代の寵児と…

25年前の第一次ベンチャーブームを振り返る

今から約25年前、おそらく第一次ベンチャーブームであったように記憶しています。当時のベンチャーの牽引役は、現パソナの南部さんでした。南部さんの書籍に触発され、私も大学5年生の時に実家を出て起業しました。パソナでも新規事業を募っていて、事業計画…

極東の日本人、如何に生きていくか

私の生まれた多摩には横田基地があるので、AFN(American Forces Network)米軍放送が良く聴こえます。 私も英語を勉強しようと以前よく聴いていました。 当時は、AFNではなくFEN(Far East Network)、「極東放送」と呼ばれていました。 中学、高校時代は、…